数の子は“子孫繁栄”、黒豆は“健康にマメに”…お節はそれぞれに意味がある!/毎日雑学

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公開日:2025/1/2

数の子は“子孫繁栄”、黒豆は“健康にマメに”…お節はそれぞれに意味がある!/毎日雑学

「お節料理」ってどういう意味?

「節(せち)」とは中国の暦に定められた季節の節目のこと。古代中国では季節の変わり目には邪鬼が徘徊し、災いをもたらすという俗信がありました。もちろん「邪鬼」とは実際の鬼ではなく、そうした“気”のことですが、これを祓うために「節日(せちにち)」には神様に供物を捧げ、無病息災や子孫繁栄を願ったのです。神様に供えた料理は「節句(せちく)料理」と呼ばれましたが、一年の中でも最大の「節日」は何と言っても新年を迎える「お正月」。そこで次第に、正月料理だけ特別に「お」を付けて「お節料理」と呼ぶようになったのです。

 昔ながらのお節料理は、「よろこぶ⇒昆布巻き」や「子孫が繁栄するように⇒数の子」「健康にマメに暮らす⇒黒豆」など、「言霊(ことだま)」といって縁起をかついだ語呂合わせだったりと、願いを込めた内容ばかり。ちなみに「お雑煮」は、読んで字のごとく、雑多な具材を餅と一緒に煮たもので、地域によって具材も餅の形も異なります。

 今年のお正月には新年を寿(ことほ)ぎ、美味しいお節料理とお雑煮を召し上がってください!

明石伸子(あかしのぶこ)
NPO法人日本マナー・プロトコール協会 理事長

青山学院大学卒業後、日本航空室乗務員、会社役員秘書などを経て独立。2003年NPO法人日本マナー・プロトコール協会を設立し、文部科学省後援「マナー・プロトコール検定」や「コミュニケーションマナー検定」の開発、運営を実施。講演や研修などを通じて、それらの啓発・普及に力を注いでいる。
その他の役職:NHK経営委員、一般社団法人日本ホテル・レストランサービス技能協会理事。学習院女子大学非常勤講師など(2025年1月現在)。
主な著書、監修:「間違いやすい順 社会人のマナー大全」(宝島社)、「この1冊でOK!一生使えるマナーと作法」(ナツメ社)、その他、連載多数。

■日本マナー・プロトコール協会
https://www.e-manner.info
■コミュニケーションマナー検定
https://e-manner.net/
■マナー・プロトコール検定
https://mp-kentei.info/

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<第227回に続く>

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