「私の話ちゃんと聞いてる!?」夫へのイラッがなくなる魔法のコミュニケーション術【第2回】

恋愛・結婚

2018/4/29

「幸せ夫婦 伝道師」としてこれまで1000名以上の悩みに答えてきたザビエルさん。10年前までは、ネットゲーム、パチンコ、浮気、モラハラを繰り返していた「ダメ夫」だったのだそう。冷え切ってしまった夫婦関係を改善すべく、心理学の観点から約8年間かけて編み出した夫婦コミュニケーション術が1冊の本になりました。『なぜか、いつも夫は他人ゴト。』(ザビエル:著、あべさん:イラスト/サンクチュアリ出版)で話題の、思い通りにならない夫を思いのままに動かせる!?魔法のメソッドをご紹介します。

■人の話を聞いていない夫

 子どもの帰りが遅かったり成績が落ちたりしたら、「このままで大丈夫かしら、どうにかしないと!」と思う気持ちになるのはもっともです。

 そんなときだからこそ、夫に相談したいのに真剣に聞いていない。聞いている素振りはするけれど明らかにわかっていない。こんな夫、本当に多いと思います。

 では、なぜ夫は人の話を聞かないのでしょうか?

 ここで重要になるのは、これまでのふたりの“会話”と“相談”がどのようなものだったかです。

 四コマの夫婦を見ると、子どもの“帰りが遅い”“成績が落ちたこと”を、妻がすでに「問題だ!」と認識して話を始めていますね。そして、この問題をどうにかするために、夫に意見を求めているように思います。

 このように“自分と相手の認識が同じ”と決めつけた会話を繰り返していると、夫が話 を聞かなくなる可能性は高くなります。なぜなら、妻の意見が正しいという前提で会話が始まり、夫の意見は受け入れられないからです。

 また、「いつも話を聞いてくれないね」「あなたって自分のことしか興味ないよね!」などの発言もさらに夫が話を聞かなくなる可能性を高めます。

■心の聞き上手になれ

 四コマと同じようなことが実際に起きている場合、これまでの会話を思い出してみて欲しいのです。夫とどんな会話をしてきたでしょうか?

 妻が「この問題をどうにかしなければ!」と思って、夫に相談したとしましょう。それなのに、夫から「なぜそれが問題なの?」と返ってきたら、夫婦間に何が起こるでしょうか?

 たとえば妻は“子どもの帰りが遅いこと”が問題であるという認識だと仮定します。この場合、こんな会話になるかもしれません。

「最近、あの子の帰りが遅いんだけど、あなたから何か言ってくれない?」

 そこで夫が

「まぁ、たまにはいいんじゃないか?」
「そんなに問題なのか?」
「本人にまかせてもいいんじゃないか?」
「なんで遅くなったんだ?」

 なんてことを言ったとしたら……

「まぁ、たまにはいいんじゃないか?」
→妻の反応「そんなんだから、あの子は甘えるのよ!」

「そんなに問題なのか?」
→妻の反応「じゃあ、あなたはどれだけ遅くなってもいいって言うの?」

「本人にまかせてもいいんじゃないか?」
→妻の反応「まかせたら何が起こるか、わからないじゃない!」

「なんで遅くなったんだ?」
→妻の反応「そんなの知らないわよ! あなたから聞いてよ!」

 いろいろなやりとりの後、最終的には、これらに近いセリフを言っていませんか?

 こういうやりとりがダメって話ではありません。そうではなく、こういうやりとりをしていたら、どんどん夫婦の会話は減りますよっていう話です。

 なぜなら、夫の“心”を聞いていないから。大切なのは、“相談する”ということです。

■“相談”と“意見を聞く”は別もの

 妻が問題だと思っていることを解決するために、意見を聞くことが相談ではありません。相談とは、「まず何が起きているのか? それに対して自分はどう思うのか? それはど うしてか? どうすればいいのか?」など、ステップを踏んで聞くことです。

STEP1 何が起きているのか? 何が起こったのか?
STEP2 自分の意見を言う
STEP3 相手の意見を聞く←これが超重要!
STEP4 家族の方針を決める
STEP5 どうするのかを決める

 これをもとに、会話のパターンを作ってみます。

「昨日、あの子の帰りが遅くて、すごく心配しちゃったのね。で、私としては遅く帰ってくると心配しちゃうから、◯時までに帰ってきて欲しいなぁと思うんだけど、あなたはどう思う?」STEP1・2

「(夫の意見)」STEP3

「じゃあ、我が家の方針としては、◯時までに帰ってくるってことでいいかな?」STEP4

「◯時を過ぎたら、どうしようか……」STEP5

 こんな感じで、一緒に考えて一緒に決めることが重要です。これをしない限り、夫が妻の話を真剣に聞く日はやってこないでしょう。なぜなら、妻が夫の話を聞かないからです。

 もしこれまでの会話を振り返って思うところがあったら、今後は“一緒に決める”という意識を忘れずに会話をしてみましょう。

ザビエル語録

相談とは、一緒に考え、一緒に決めること