肉のランク「A5」は味と関係ないって本当? 知らないほうがよかった、裏世界の雑学【連載】5

食・料理

2018/11/29

『禁断の雑学 誰もが口を閉ざす衝撃の雑学250』(黒い雑学研究会:編/彩図社)

 あなたが普段見ないフリ、気づかないフリをしていても、世の中には表の世界と裏の世界がある。テレビやインターネットで見聞きしたあのニュースが、実は裏では別の何かとつながっていた…、ということもいくらでもあり得るのだ。

「知りたくなかった」「知ってしまって怖い」という250の恐ろしい雑学をぎゅっと集約した一冊が、『禁断の雑学 誰もが口を閉ざす衝撃の雑学250』(黒い雑学研究会:編/彩図社)だ。そこから、今晩眠る前にふさわしい「闇の知識」の一篇をご紹介しよう。

■肉のランク「A5」は味とは関係ない(本書44頁)

 垂涎の的、牛肉の最高級格付けとされる「A5ランク」だが、結論を先に言ってしまうと、“味の質”を保証するものではない。

「A5」の「A」は、肉の歩留等級を表している。この歩留とは、肉牛がどれだけ太っていて多くの枝肉が取れるかどうかを示す基準で、A~Cの3段階あるそうだ。Aランクは、太っていて「食べられる部分が多い肉牛」を示すものだ。

 また、数字の「5」は肉質のランクを指し、1~5の5段階で、脂(サシ)の入り方・肉の色・質感によって評価され区分される。

 つまり、「A5ランク」とは、「肉牛が太っていて、脂や赤身の色が美しい肉」という等級だ。そろそろお気づきかもしれないが、肉牛が太っていてもそうでなくても、肉質が同じであれば、切り身で食べる消費者にとっては関係ない。そのため、A5もC5も同じということになる。

 また、脂が多い肉ではなく、赤身で歯ごたえのしっかりした肉のほうが好き、という人もいるだろう。そんな場合には、4ランクや3ランクのほうが口に合うかもしれない。意味も分からずに「A5ランク」の肉牛をありがたがり、自分へのご褒美にと迂闊に財布の紐を緩めるのではなかった…。

 本書は、このほかにも日常的な事柄から、歴史、科学、事件など幅広いジャンルに関する「闇の知識」を網羅する。裏の世界を覗くひとつの入り口として、本書のページを開いてみていただきたい。

文=田坂文