胡散臭い? と思った人にこそ効く感謝の効能。【モヤモヤ解消の小ワザ】連載第6回

暮らし

2018/12/7

『人生を大きく変える 小さな行動習慣 Habit Stacking』(S・J・スコット:著、和田美樹:訳/日本実業出版社)

 今年も残すところ1カ月弱。新年に立てた目標は、年内に達成できそうですか? 自分がどんな目標を立てたのか忘れてしまった…という人がいたら、それはあなた自身のせいではなく、その目標が大きすぎたのかもしれません。

 気持ちを切り替えて、5~10分費やすだけでも読書の効果を得られる、簡単な方法があります。本を読むのは苦手なんだけど…という人でもチャレンジしやすい“モヤモヤ”解消のためのちょっとしたノウハウを、『人生を大きく変える 小さな行動習慣 Habit Stacking』(S・J・スコット:著、和田美樹:訳/日本実業出版社)からご紹介します。

■何をやっても達成感がない…とイライラ・モヤモヤするときは?

【超簡単な小ワザ(6)】
⇒自分の感謝リストを更新する
(本書221ページ)

「自分に与えられたものに感謝しましょう」というと何だか宗教の勧誘みたいで胡散臭く感じる人もいるかもしれません。でも、感謝の習慣は、実は自分へのフィードバック効果が大きいそうです。その効果を挙げてみると…。

(1)感謝すると幸せになる
(2)感謝すると目標達成しやすくなる
(3)感謝すると好感度が増す

 ある研究によると「毎日の感謝リスト」によって感じた幸福度は最高10%も増したそうです。これは月収が増えたときの幸福度の増加とほぼ同効果だそう。

 感謝の気持ちを表すと好感度が増すというのは、納得しやすい点でしょう。人に好かれるようになると、人間関係も仕事もうまく進めることができるようになります。「たかが“ありがとう”程度で」と笑っていられません。

■効果的な感謝を習慣にする方法は?

(1)毎日感謝する項目数を決めて、リストを挙げることを続けましょう。ネガティブな物事のなかにも、何か良いことがあったと気付くかも。

(2)具体的に感謝することが大切。例えば、「妻に感謝」ではなく、「昨夜子どもが夜泣きしたときに、私の代わりに起きてくれた妻に感謝」するのがポイントです。

(3)その感謝の気持ちを人に伝えましょう。思いを伝えることができれば、あなたもきっと感謝されるはずです。

 継続していけば自分も、そして周囲の人もポジティブな物事に目が向くようになりそうです。

 ひとつひとつは小さなコツでも、習慣化していけば物事はぐっと効率的になります。それで余裕ができれば人間関係もよくなりそうです。本書では、こんな「小さな行動」を全部で123紹介します。続けるコツや、小さな習慣の組み合わせ方についてもわかりやすく説明してくれるので、あなたにぴったり合うものをぜひ本書で見つけてください。

文=田坂文