セックスの頻度と幸福度は週1回まで比例! 2回以上は…?『中高年のための性生活の知恵』②

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更新日:2019/7/8

■中高年に訪れる体の変化

 中高年時代を迎えると、誰しもが「老いてきたな……」と実感する、体の変化が訪れます。男性であれば、「しっかりと勃起しなくなった」という直接的な性の衰えを感じさせる大きな変化から、「射精しにくい」「最後までできるかどうか不安」など、若いころとの違いを実感するちょっとした変化まであることでしょう。

 女性であれば、「性交痛がある」と訴える方が顕著になってきます。

さらに、生活習慣病によって性生活が困難になる方も出てきます。糖尿病や心疾患、脳疾患のある方には、「したくてもできない」という困難さを抱える方もいることでしょう。その他、腰痛、足腰が弱った、体力がなくなったなど数えればきりがありません。

 夫婦でのセックスは、夫がリードして妻が従うという形が多いものですが、60代、70代ともなってくると妻が積極的に協力していかないと難しくなってくるという現実があります。

 体の変化によるセックスの変化については、第2章で詳しく述べますが、変化に従って取り入れるべき工夫が必要となってくるということを覚えておいてください。

<第3回「中高年が抱える『寂しさ』の実態」に続く>