女子も注意!? ストレスで足が臭くなる! /【下半身にまつわるちょっと残念な雑学】②

健康・美容

2019/7/15

『医者も驚いた! ざんねんな人体のしくみ』(工藤孝文/青春出版社)

“小宇宙”にたとえられる人間の身体は、神秘的だ。自分の身体のことなのに分からないことだらけだと感じる人も多いだろう。ただでさえ分からないのに、特に悩みや疑問について人に聞きづらいというのが、「下半身」にまつわる問題。本連載では、内科医でもある著者が綴った『医者も驚いた! ざんねんな人体のしくみ』(工藤孝文/青春出版社)から、知ると誰かに教えてあげたくなるような隠れた人体の秘密を紹介していきたい。

■「ストレスで足が臭くなる」のは本当(本書16ページ)

 雨や蒸し暑い日には、出先で靴を脱ぐのが気が引ける、ということもあるだろう。普段はあまり気にならない程度なのに、仕事が忙しかったり疲れていたりすると、なんだか自分の足が臭く感じることはないだろうか?

 意外かもしれないが、本来人の足は無臭だ。足の裏には「エクリン腺」という汗腺が集中しているので汗を多くかくものの、汗自体に臭いはないというのだ。では、なぜ足は臭くなるのだろう…? 足の臭いは、汗や皮脂、皮膚、爪の汚れなどをエサにして繁殖した雑菌から出る排泄物が原因。読むだけでも鼻にツンときそうなシステムだが、ではどうして「ストレス」によって足が余計に臭くなるのだろうか。

 人が感じるストレスは、自律神経を乱れさせる。そうなると足の裏に大量の汗をかくため、雑菌が繁殖しやすくなる。臭いの原因菌は高温多湿の環境で活発に繁殖するので、ストレスが続いて汗が増えると、原因菌たちが活動して出る老廃物も大量になり、イヤな臭いが発生するというわけだ。

 サイズの合っていない靴を履くことも要注意。なぜならば、大き過ぎても小さ過ぎても適正にフィットしていないのは足にとって相当なストレスになるからだ。見栄を張ってサイズが合わない靴を履いて気取っていても、足が臭いようでは「残念な人」と思われかねない。足にも心にもストレスのかからない環境で生活したいものだ…。

 本書では、このように私たちが日常生活で見過ごしてきた自分の身体の「ちょっと残念な真実」について、頭や顔から足のつま先にいたるまで、非常に幅広い範囲にわたる知識を分かりやすく教えてくれる。自分のために毎日24時間はたらいてくれている「自分の身体の“がんばり”」を実感するには格好の1冊だ。

文=田坂文