日常の中に隠れたアイデアが見つかる! 今すぐ実践したい習慣/『「発想力」と「想像力」を磨く 東大アイデア』⑥

ビジネス

公開日:2020/2/5

「天才的なひらめき」や「センス」は必要なし!

「目的」「調査」「発想」――3つの仕組みで「使えるアイデア」を生み出そう!

偏差値35から東大に合格した、現役東大生の著者が試行錯誤のうえ完成させた“東大アイデア”を初公開!

この連載ではその一部、日常からアイデアを【発想】する技を紹介します。

『「発想力」と「想像力」を磨く 東大アイデア』(西岡壱誠/マガジンハウス)

「疑問」や「質問」も立派なアウトプット

 日常の当たり前というのは、普段生きていると流れていってしまうものです。時間は有限ですから、日々を忙しく生きていると、何か考えを持つ暇もなく、ただ漫然と過ごしてしまうものです。

 しかし、そんな流れて行く日常の中で、それを留める力を持つのが「疑問」です。「今まで考えたことなかったけど、そういえばどうしてこうなんだろう?」と考えることで、新しい何かを発見できるわけです。

 また、僕は先ほど「アウトプットのためのインプットが必要だ」と語りましたが、「疑問」や「質問」というのも立派なアウトプットです。

「疑問」を持ったり、「質問」を考えようとすると、

「今知った情報の中で、自分が何かわからないことはないか?」

「それを言葉にするとどうなるか?」

 などを考える必要が生まれます。

 これは、「自分が誰かに話すときが来る!」「アイデアとして活用できるようにしないと!」という意識の中で聞くのとまったく同じです。

 だからこそ、疑問を持ったり質問を考えたりすると、理解が数段深まるのです。

 疑問には、日常の中に隠れたアイデアを見つけ出す力があります。

 疑問を持つことで日常を自分で活用できるアイデアの素へと変化させることができるようになるのです。

東大アイデアPOINT⑭
日々の生活の中で、常に「疑問」を持ち、「質問」するクセをつける。

<第7回に続く>