両手を頭の後ろで組んで上体をそらせるだけ! 話題の“そる腹筋”トレーニング/『「そる」だけでやせる 腹筋革命』③

健康・美容

公開日:2020/2/23

寝て起き上がる“縮める腹筋”はもう古い! 10秒“そる”だけでカラダが変わる魔法のエクササイズが誕生しました。「驚くほど簡単にぽっこりお腹を解消できる」と話題の「逆腹筋」メソッドを解説。さあ、一緒に腹筋革命を起こしましょう!

『「そる」だけでやせる 腹筋革命』(中村尚人/飛鳥新社)

10秒でお腹がやせ上がる! 基本のそる腹筋

 それでは、そる腹筋にチャレンジしましょう! つぶれて飛び出たお腹を引き上げて、スッキリしたお腹を形状記憶。そして姿勢がよくなれば、ヤセスイッチがONに!

 1回たったの10秒! どこでもできて、しかもラクだから誰でも続けられるのも魅力です。筋肉をやわらかくすれば、体は必ず変わります! そる腹筋で、あなたの体に革命を起こしましょう。

 そる腹筋は、人間の体のメカニズムに則って考えられた正しい腹筋運動です。いくつかバリエーションがありますが、この章で紹介する基本のエクササイズでは、お腹の前側を伸ばします。

 ポイントは2つ。骨盤を安定させ、胸を高い位置に戻してからそる腹筋を行うこと。お腹のあらゆる筋肉を刺激するので、無理なく、ラクに引き締めることができます。

 そして、そったときのお腹が伸びた感覚を覚えて、ふだんから意識すること。エクササイズ後は、最低でも5分以上はお腹が伸びた状態を保ちましょう。

 寝る直前以外は、いつ、どこで何回やってもOK! 全身の筋肉を活性化させるので、特に起床後や朝出かける前に行うと、1日を通じて代謝がよくなり、より一層のぽっこりお腹解消効果が期待できます。ぜひ、毎日の習慣にしてください。

そる腹筋のルール

1 1日に何回やってもOK!
2 終わった直後の「お腹が引き上がった姿勢」を5分以上意識して保つ
3 心身が活性モードになるので、就寝前は行わない

Step1 足指を上げる

両足を腰幅に開き、平行にして立つ。足の指をそらせ、床から浮かせる。

LOCK!
骨盤をロック!

足指を上げると重心が真ん中の正しい位置に修正され、骨盤がロックされて姿勢が安定。かかとで重心が感じられたら正解です。猫背姿勢で曲がっていたひざ、股関節も自然に伸びます。

Step2 両手を頭の後ろで組む

親指を下に向けて両手を組む。首に負荷がかからないように両手で支えながら、後ろ側を上に持ち上げる。息を吐く。

Back
手を頭の後ろにセット

自然と胸が開いて肋骨が持ち上がり、つぶれたお腹も伸びて引き上がります。

Step3 上体をそらせる

息を吸いながら上体を後ろにそらせてから2呼吸キープ。

POINT

・倒れそうで倒れないバランスが正解

・息を吐き切ると効果UP

LOCK!
お腹が勝手に筋トレされる!

骨盤がロックされているため、上体を支えながらそり姿勢をキープするだけで、腹筋が勝手に筋トレされます。息をしっかり吐き切ると、姿勢を保つ筋肉製コルセットの腹横筋もギュッと締まります。

NG
下腹部を前に押し出さない

骨盤が前に出て腰がそると腰痛の原因に!

さらに上級者には……
ADVANCE

慣れてきたら、そった姿勢で5呼吸キープ。よりお腹に効いてくる!

Step4 元の姿勢に戻す

息を吐きながら元の姿勢に戻る。Step2~4を5回繰り返す。(1回でもOK)

<第4回に続く>