これからの生き方を考えるきっかけにも! エンディングノートの書き方/『終活ねっと式 マンガでわかる「終活」』④

暮らし

2020/2/29

「終活ねっと」が教える最高の「人生の終い方」! 突然「その日」を迎え、後悔する人が続出しています。 月間閲覧数1000万回超を達成した終活ポータルサイト「終活ねっと」が、事前準備から葬儀、相続、事後の法事まで、徹底解説! 自分や身近な人にもしものことが起こる前に、「終活」について考えてみませんか。

『終活ねっと式 マンガでわかる「終活」』(セブン&アイ出版)

エンディングノートの書き方①
遺族への連絡事項をまとめる

 「エンディングノート」には、特に決まった形式はありません。書店に行くと、さまざまなタイプのエンディングノートが販売されています。大きくふたつに分けて「遺族への連絡事項」に特化したものと、それに加えて人生の振り返りを綴(つづ)るページを備えたものがあります。

 ここでは、まずエンディングノートの「遺族への連絡事項」の側面について説明します。これには、主に次のものがあります。

●葬儀や埋葬、お墓に関する要望
●親族の一覧と連絡先
●葬儀に招く親しい友人の連絡先
●資産や負債の一覧と証書等のありか
●解除や名義変更すべき契約
●相続や遺品の処分に関する要望
●(存命中に)病気や要介護になった際の要望

 注意する点として、葬儀に関する要望は遺言書ではなく、エンディングノートに書くようにしましょう。遺言書に書いた場合、検認に時間がかかり、葬儀までの間に内容が読まれないという恐れがあります。

エンディングノートは重点を置いている内容もボリュームもさまざまです。自分のイメージに合うノートを探し、そのガイドに沿って記述することをおすすめします

エンディングノートの書き方②
人生の棚おろしと家族へのメッセージ

 「エンディングノート」は、遺族が困らないよう必要情報を伝える連絡メモという側面のほか、自分の歴史や思い出、家族へのメッセージを伝える目的もあります。日頃、面と向かって言いにくい家族・友人への感謝や、一人ひとりへのメッセージを、手紙のようにして綴ることもできます。

 少年時代や学生生活の思い出、どんな仕事をしてきたかなど、自分の人生を振り返って記述してみましょう。自分で自分にインタビューをするように深掘りをしていくと書きやすくなります。

 あなた自身の歴史や成し遂げてきたことを、古い友人や同僚は知っていたとしても、家族は知る機会がなかったかもしれません。あなた自身がどのような生き方をし、なにを願い、なにを大切にしてきたのか記してみましょう。

 エンディングノートで人生を振り返ることは、遺族に向けたメモリアルとなるだけでなく、余生の過ごし方を見直すきっかけとなります。忘れていた夢や約束、大切にしていた生き方を思い出し、これからの余生に変化を与えるかもしれません。

 また、パートナーとの馴(な)れ初(そ)めや、子どもが生まれたときの気持ち、家族旅行の思い出など、家族の歴史を夫婦で思い出しながら綴ることも、これからの夫婦関係によい影響を与えるでしょう。

エンディングノートを書くことは単に連絡や記録だけでなく、人生を振り返り、これからの生き方を考えるきっかけになります

<第5回に続く>