黄身が割れない! 目玉焼きのコツとアレンジレシピ/『自炊のトリセツ おいしいごはんの法則』⑥

食・料理

公開日:2020/3/21

長年ビギナー向けの料理書を手がけ、料理初心者の気持ちを知り尽くした料理研究家・栄養士の小田真規子先生が手掛ける自炊本。砂糖・塩・酢・醤油・味噌の5つの基礎調味料を使った、わかりやすく簡単で、絶対に失敗しない料理のコツを紹介します。

『自炊のトリセツ おいしいごはんの法則』(小田真規子/池田書店)

卵のトリセツ3 目玉焼き

卵ひとつでできる目玉焼きは、パンにもご飯にも合う万能おかず。多めの油でカリッと焼いたり、蒸し焼きにしてしっとりさせたりと、焼き方によってアレンジすることもできます。


材料(1人分)

●卵…1個
●塩…少々
●サラダ油…小さじ1
※濡れ布巾とへらはすぐに使えるように準備しておく。

卵を入れる

フライパン小(20㎝)にサラダ油を入れて中火にかけ、1分ほど加熱して油を広げる。卵を別の容器に割り入れ、中央にそっと流し入れる。


POINT

【予熱は短く!】フライパンの予熱は短めに、油は入れすぎないこと。

【卵の直割は×】卵はフライパンに直接割り入れず、あらかじめ割ったものを流し入れると、黄身が割れるという失敗を防げます。

焼く

そのまま30~40秒焼き、写真のように白身に火が通ったら濡れ布巾にのせて20~30秒おき、白身に塩をふる。


POINT

【余熱を利用】濡れ布巾にのせて温度を下げることで、白身と黄身に均一に火が入り、焼きすぎを防げます。

【白身に塩をふる】白身の部分に塩を加えると、固まりやすくなります。

再び中火にかけて、2分ほど焼く。


POINT

【失敗したら二つ折り】黄身が割れて失敗した! というときは、二つ折りにすればOK。

目玉焼きのかんたんアレンジ

ベーコンソテーのカリカリ目玉焼きのせ

定番のベーコンエッグ。基本のレシピより油を増やしてフチをカリカリに焼き上げ、香ばしさを楽しみます。


材料(1人分)

●卵…1個
●塩…少々
●サラダ油…大さじ1
●ベーコン…2枚
※へらとペーパータオルを準備しておく。

作り方

1 フライパン小(20㎝)にベーコンを並べて中火にかけ、周りがチリチリとしたら裏返し、さらに1分ほど焼いて器に盛る。

2 フライパンをペーパータオルでぬぐい、サラダ油を入れて中火で2分ほど加熱する。容器に割り入れておいた卵を、中央にそっと流し入れる。

3 白身に塩をふり、中火のまま、白身の周りがカリカリとして色づくまで3~4分を目安に焼く。最後に目玉焼きを1 にのせる。

レタスのふっくら目玉焼きのせ

水を加えてふたをし、卵を蒸し焼きに。黄身もふんわり柔らかく仕上がります。


材料(1人分)

●卵…1個
●塩、こしょう…各少々
●サラダ油…小さじ1
●水…大さじ1
●レタス…約3枚
●しょうゆ(またはソース)…適宜
※フライパンのふたとへらを準備しておく。

作り方

1 フライパン小(20㎝)にサラダ油を入れて中火にかけ、1分ほど加熱し、油を広げる。容器に割り入れておいた卵を、中央にそっと流し入れる。

2 そのまま30~40秒焼き、白身に火が通ったら、白身に塩をふる。水を加えてふたをし、中火のまま黄身が白っぽくなるまで1~1分30秒焼く。

3 器にちぎったレタスを広げて2をのせ、好みでしょうゆ、またはソースをかける。

<第7回に続く>