超簡単&時短! つくりおきでお昼にガッツリ食べられる“ラク速”ご飯【作ってみた】

暮らし

公開日:2020/6/4

『料理の合間に5分で完成! 電子レンジでついでにつくりおき』(五十嵐ゆかり/KADOKAWA)

 在宅、テレワークのお昼ご飯。自分で用意する時間がなかったり、家の近くにコンビニがなかったり、なにかと面倒ですよね。

 そんなときにオススメなのが「つくりおきご飯」。おかずやスープを時間があるときに作っておけば、お昼はチンするだけでできあがり!

 料理研究家・五十嵐ゆかりさんの著書『料理の合間に5分で完成! 電子レンジでついでにつくりおき』(KADOKAWA・5月27日発売)ではそんなつくりおきご飯が簡単・時短で作れてしまうレシピ本です。

 タイトルのとおり、「火を使わない」「料理の合間に同時進行できる」「つくりおきができる」、電子レンジでラクチン&時短のつくりおきおかずが151品も収録された本書から、お昼にぴったりなメニューを筆者も作ってみました!

どんぶりの定番!「照り焼き丼」(p.94)

 1品目は「照り焼き丼」。耐熱容器に鶏肉を入れて薄力粉をもみ込み、しょうゆ、水、砂糖を加えてからめたら、ラップをしてレンジで3分チン。加熱が終わったら、混ぜて再びラップをしてレンジで加熱し、出来上がった照り焼きと、卵黄をご飯にのせて、トッピングにマヨネーズ、ねぎ、七味唐辛子をかけたらでき上がり!

「焼かないのにレンジで照り焼きができるのか?」と半信半疑で調理をしましたが、きちんと表面に照りがつき、中は味が染み込んでジューシーになりました。から揚げ用の鶏もも肉を使用するのでお肉を切る手間が省けて食べやすかったです。

 事前に照り焼きだけをつくりおきすれば、忙しいお昼はレンジでチンしてご飯にのっけるだけで、ボリューム満点な丼物をお昼にガッツリ食べることができますよ。

材料(2食分)
ご飯……茶碗2杯分
鶏もも肉(から揚げ用)……300g
薄力粉……小さじ1
A しょうゆ……小さじ4
 水……大さじ1 1/2
 砂糖……大さじ1
卵黄……2個分
マヨネーズ・七味唐辛子……各適量
万能ねぎの小口切り……適量

作り方
1、耐熱容器に鶏肉を入れて薄力粉をもみ込み、Aを加えてからめる。
2、ラップをしてレンジで3分加熱し、混ぜて再びラップをして3分加熱する。
3、ご飯に2をのせて卵黄をのせ、マヨネーズをかけ、ねぎ、七味唐辛子を散らす。

MEMO
豚こま切れ肉でも作れる。
お弁当には卵黄なしで。

具だくさん「豚汁」(p.116)

 2品目は丼物との相性も良い「豚汁」。耐熱ボウルに切った大根、にんじん、ごぼうを入れ水を加え、ラップをして4分加熱。その後、豚肉、長ねぎ、水、和風だしを入れて10分加熱したら、みそ、ごま油を混ぜてお好みで七味唐辛子をふったら完成。

 味噌汁というより“おかず”に近いボリューム感。お昼ご飯はバランスが偏りがちですが、この豚汁をつくりおきして、ご飯にそえれば野菜をきちんと取ることができます。ごま油を加えることに驚きましたが、コクがプラスされて、じっくりと作られた豚汁の味になりました!

 少し冷めてしまってもおいしい。お弁当にもぴったりなレシピとなっているため、出社のときにもスープジャーに入れて持っていくことができます。

材料(2食分)
豚バラ薄切り肉……150g
大根……4cm
にんじん……1/4本
ごぼう……1/6本
水……大さじ1
長ねぎ……1/4本
A 水……400ml
 和風だし(顆粒)……小さじ1/2
B みそ……大さじ1
 ごま油……小さじ1

作り方
1、大根とにんじんは5mm幅のいちょう切り、ごぼうと長ねぎは3mm幅の斜め切りにする。豚肉は5cm幅に切る。
2、耐熱ボウルに大根、にんじん、ごぼうを入れ水を加え、ラップをしてレンジで4分加熱する。
3、豚肉、長ねぎ、Aを加え、再びラップをして10分加熱する。Bを混ぜ、好みで七味唐辛子をふる。

MEMO
七味の代わりに山椒をふったり、柚子こしょうを溶いても。

 本書に掲載されているレシピは、電子レンジを使って、料理の合間に作れたり、短い時間で作れたりするものばかり。是非、夕飯の準備に、ラクつくレシピを活用して明日のお昼ご飯をつくりおきしてみてください!

調理・文=平岡瑛里花