「板前」は寿司職人のことではない。寿司を握れない板前も存在する?/毎日雑学

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公開日:2021/1/4

「板前」は寿司職人のことではない。寿司を握れない板前も存在する?/毎日雑学

 今回は「板前という言葉の意味・語源」など、日本語にまつわる雑学を紹介します。

 板前さんといえば「寿司職人」を連想される方も多いかもしれません。寿司職人のことを板前さんと呼んでも間違いではありませんが、「板前」は寿司職人という意味の言葉ではありません。

 板前の正しい意味や板前という言葉の語源や由来について、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

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板前の意味とは?

 それではさっそく「板前」という言葉の意味について解説していきましょう。

「板前」は「板さん」など様々な呼ばれ方をしますが、どれも「日本料理・和食の料理人」のことを意味します。洋食などを作る料理人のことを「シェフ」と呼びますが、「板前」はその日本語バージョンと考えるとわかりやすいかもしれません。あまり知られていませんが、板前さんの中にも役職が定められており、上下関係も存在します。

板前の役職

 続いて「板前の役職」についてですが、板前には「花板(はないた)」「次板(つぎいた)」「椀方(わんかた)」「煮方(にかた)」などの役職があるそうです。

「花板」は板長と呼ばれることもあり、その料理場を仕切る料理長のことです。「次板」は料理場において二番目に偉い役職であり、別名「脇板(わきいた)」とも呼ばれます。「椀方」はお吸い物などのお椀料理を作る人で、料理全体の味を引き立てて整える役割も持っています。「煮方」は煮物を作る人であり、日本料理の世界で「板前」と呼ばれる人はここまでです。

 他にも「焼方(やきかた)」「揚場(あげば)」「追い回し」などの役職がありますが、これらの役職は板前修業中に与えられる役職もあるそうです。

板前の語源とは?

 続いて「板前」という言葉の語源について解説していきましょう。

 板前の「板」は、「まな板」のことを意味しています。つまり板前は「板の前で働く人=料理人」という意味からきています。

板前=寿司職人ではない

「板前」は寿司職人のことではない。寿司を握れない板前も存在する?/毎日雑学

 寿司も日本料理の一つであることから、寿司職人のことを「板前」と呼んでも間違いではありません。しかし、日本料理の中でも寿司については独自の技術がいることから、和食料理人と寿司職人には違いがあります。

 板前の修業中には様々な和食・日本料理について学びますが、実は寿司についてはほとんど握ることがないそうです。そのため、和食の料理人が寿司の世界に飛び込んだとしても、最初は一の状態からのスタートとなります。

 また、寿司職人は単純に寿司を握る技術だけではなく、お客さんとコミュニケーションを取る技術も身につける必要があります。もし将来的に寿司職人を目指したい方がいれば、寿司職人の技術を学べる所へ行くようにしてくださいね。

 以上が「板前という言葉の意味・語源」についてでした。

 

まとめ

 板前とは「日本料理・和食の料理人」という意味を持つ言葉である。

 板前には様々な役職があり、上位の役職から順番に「花板(はないた)」「次板(つぎいた)」「椀方(わんかた)」「煮方(にかた)」となっている。

 料理人はまた板の前で調理をすることが語源となって「板前」という言葉が誕生した。

 寿司職人を板前と呼んでも間違いではないが、寿司職人は和食の中でも独自の技術が必要であり、普通の和食料理人とはまた異なる存在である。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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