酒のチャンポンは本当に酔いやすい?/大人の博識雑学クイズ

文芸・カルチャー

公開日:2021/3/17

【答え】×

【ポイント】
酒の種類をいろいろと変えて飲む、いわゆる「チャンポン」をすると悪酔いするとよくいわれるが、科学的には間違っている。「酔う」という現象は、酒に含まれるエタノール(アルコール)が体内の神経系に作用し、その機能を喪失させることで生じる。つまり、酔うか酔わないかは摂取したエタノールの総量によって決まるため、酒の種類を変えることで酔いやすくなることはないのだ。酒の種類が変わることによって気分が変わり、余計に飲んでしまうことで、結果的にエタノールの摂取量が多くなるというのが、酔いの原因と考えられる。

雑学総研

advertisement

『大人の博識雑学1000』おすすめの動画はこちら

【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく、日々情報収集に取り組んでいる。著書に『誰も書かなかった 日本史「その後」の謎』『誰も書かなかった 世界史「その後」の謎』『雑学大王 日本史編』(以上、中経の文庫)がある。