持病の心臓疾患の発作が頻繁に…。危機感のない夫に妻がブチ切れる!/おふたりさま夫婦、老活はじめました。

マンガ

公開日:2021/10/20

カヨのコラム①安心な老後って

おふたりさま夫婦、老活はじめました。~どうなる!? 私たちの老後~

 年をとるって悲しいことだよね。

 数年前くらいからアキオとそんな話をすることが多くなった。

 

 気持ちはいつまでも若いつもりでいても、気がつけばすっかり体力も落ち、あちこち病気やら痛み・不調を抱え、思うように動けなくなっている。

 頭も弱くなり、もう記憶力にまったく自信がない。

 目がかすんで、字も見えにくい。

 脚も弱くなり、以前のように長い時間歩けなくなった。

 (おまけにただいま絶賛五十肩中で、腕をあげることすらできない!)

 ただ日々生活するだけでも困難が付きまとい、おそろしく生きにくくなってしまっているのだ。

 シワシミシラガ満開の、鏡の中の自分を見つめながら、いよいよ社会的弱者の仲間入りなんだなぁ、と思う。

 いずれリタイアして年金暮らしになると、さらに肩身が狭くなるのかもしれない。

 まだまだ元気、若いもんにゃ負けん!みたいなことをいってる高齢者を見かけたりするが、もちろんその気概は大切なのかもしれないが、いや~、実際はやっぱりそんなわけにはいかないでしょ。少なくとも、日がな一日、机にへばりついてる万年運動不足の漫画家夫婦には、そんな元気も気概もない。

 金も社会的地位もない老人(将来の私たち)は、世の中の片隅で小さくなって生きるしかないのか……とすっかり悲しくなっていたのだ。

 

 が、冷静になって考えて、それは違う、と思い直した。

 体や頭が衰えるのは当然だし、そのために生きにくくなるのは仕方ない。でもだからといって肩身が狭い思いをする必要はないはず!

 弱者が生きにくい世の中が間違っているのだ。たとえ非生産的(嫌な言葉だ……)な存在だとしても、存在する価値も権利もある。誰もが、尊重され大切にされるべきなのだ。どんな存在であっても、命に軽重はないのだから。

 

 どんな人も(私たちも含めて)、安心して年を重ねていける世の中であってほしい。そのために、私たちは税金を払いつづけているんでしょ?

 単に高齢者に限ったことではなく、ほかの社会的に弱い立場の人も、みんなが安心して暮らせる社会になってほしいと、心から願っている。

<続きは本書でお楽しみください>


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