人は中身が大切。そのことをあらためて教えてくれる『青春シンデレラ』/斉藤朱夏のしゅか漫画①

アニメ

公開日:2022/1/15

斉藤朱夏_1

いつかはしてみたい「タイムスリップ」。

別に過去に戻って何かを変えたいわけではない。
過去にいろんなことを経験したから、
きっと今の自分がいる。
でも、あの時もし違う言葉を言っていたら変わっていたのかもしれない……
なんてこともたまに考えたりする。

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連載1回目に紹介する作品は『青春シンデレラ』です。
主人公は高校3年生の地味な女の子。好きな男の子に勇気を持って告白するものの、
外見のことを言われてフラれてしまう。
それがきっかけで大人になった今は外見を磨き、垢抜けた大人美人に。
そんな主人公がある日、失恋直前の高校3年生に「タイムスリップ」するというお話。

もし自分が実際にそんなことになったらどうするんだろうって
考えながらこの作品を読みました。

大人になったまま、学生時代を過ごしてみたら絶対に楽しいこと間違いなし。
勉学に関してはきっと忘れてしまっているから辛いところはそこだけ……。
自分の学生時代のことを考えてみたら、毎日友達とくだらないことを喋って
毎日をただただ過ごすだけ。何も考えなくても正直よかった。
そんな日を今の状態で過ごせるならきっと戻りたくなりそうな気もする。

その反面、未来のことを知りながら過ごすのはどうなんだろうとも思った。
きっと苦痛で仕方がない気がする。
未来は自分で作るからこそ、すでにわかっていたら途中で毎日に色がつかなくなりそう。
プラスとマイナスがあるなと、読んでいて思いました。

自然と主人公に感情移入して、自分だったら自分だったらと
読みながら考えさせられました。

作品の中で個人的に引っ掛かったのが
「見た目」に関してのポイントのあてかた。

人はもちろん第一印象は外見からではある。
けど、話してみたらその印象と違ってたってことがだいたい多い気がする。

主人公は外見のことを言われて大人美人へと変化を遂げたものの
外見が変わっただけで中身は何も変わってないと言っているが、
みんなそうなのではないのか?と私は思ってしまった。

大人になればなるほど、逃げかたが上手くなってしまったりするけど
根本は何も変わらない。

それが一番イイんじゃないのかと私は思う。

それがこの作品を読んでいるとわかる瞬間がある。
人は外見ではないと。

『青春シンデレラ』は色んな方におすすめできる作品です。
自分に自信がないあなた、タイムスリップが好きなあなた、
恋愛漫画が好きなあなたにオススメしたいです。

第2回に続く

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この記事で紹介した書籍ほか

斉藤朱夏(さいとう・しゅか) 埼玉県出身。声優、アーティスト。2015年『ラブライブ! サンシャイン!!』の「渡辺 曜」役で本格声優デビュー。同作品のスクールアイドルグループAqoursとしても活動。2018年11月に開催されたAqoursの東京ドーム公演(2days)では、国内外ライブビューイング含め、15万人の動員を記録。「第69回 NHK紅白歌合戦」への出場も果たす。2019年にミニアルバム『くつひも』でアーティストデビュー。2020年にミニアルバム『SUNFLOWER』、2021年8月に1stアルバム『パッチワーク』をリリース。