距離が縮まらない限り、何度会っても会話ははずまない。まずは相手が求める「4つのお願い」を叶えること/2度目の会話が続きません

ビジネス

更新日:2022/7/21

 初対面では会話がはずんだのに、つぎに会ったときに話が続かない…そんな経験はありませんか? 「聞き上手」なだけでは、会話も人間関係も深まりません。

 野口敏著の書籍『2度目の会話が続きません』は、会話に苦手意識のある「2度見知り」さんのための会話の教科書。仕事の場でもプライベートでも役立つ話題選び、話し方、質問の仕方やリアクションの取り方など、コミュニケーションを円滑にとるためのノウハウを伝授します!

 人間関係を深めるために大切な、コミュニケーションでの「4つのお願い」とは?

※本作品は野口敏著の書籍『2度目の会話が続きません』から一部抜粋・編集しました

2度目の会話が続きません
『2度目の会話が続きません』(野口敏/サンクチュアリ出版)

距離が縮まっていないから

相手が持つ会話の4つの欲求を叶える

●人が持つ「4つのお願い」を叶えてあげよう

 情報の会話をしてしまうことが、2度目の会話がうまくいかない理由だとお話をしました。

 さらにもうひとつ、大きな理由があるのです。

 それは、2度目に会う人なのに初めてのときと変らず、お互いに親しみの気持ちがわいていないことです。

 そうなってしまうのは、1度目で互いの距離が縮まるような会話ができていないからです。

 では関係を縮めるにはどうしたらいいのでしょうか。それには人が持っている「4つのお願い」を叶えてあげることなのです。

 

①自分の話に「いい反応」をしてほしい

 人が望むのは、まず自分の話に「いい反応」をしてくれること。

「私は岩手の出身でして」と言われたら、まっさきに「名所」や「名物」を聞くのではなく、共感を示します。

 何よりもまず、「あ! 岩手ですか」などと、気持ちのこもった反応が相手の心を開かせるのです。

 

②「肯定的」に話を進めてほしい

 2つ目が、話を肯定的に聞くこと。

「岩手って、いいところなんでしょうね♪」という具合に、相手の話はすべて肯定的に受け止めるというスタンスが、会話を上手に進めるコツです。

 誰だって自分の話を否定されたらイヤな気持ちになりますよね。反論や訂正などはせず、いい反応で受け止めるのです。

 

『2度目の会話が続きません』をAmazonで読む >


あわせて読みたい