話題沸騰! 5分で作れる「塩レモン」がブーム! レシピ本もバカ売れ

食・料理

更新日:2014/6/1

『おいしい新調味料 塩レモン・塩ゆずレシピ』(高橋雅子/池田書店)

『おいしい新調味料 塩レモン・塩ゆずレシピ』(高橋雅子/池田書店)

 新感覚調味料「塩レモン」をご存知だろうか?

 ここ最近、「塩レモン」を家庭で作る人が増えているらしい。先日NHKの朝の情報番組『あさイチ』にも取り上げられ、毎日の献立づくりに重宝するという「塩レモン」はじわじわブームとなっている。それにともないレシピ本の売上げも好調で、5月13日に池田書店から発売された『おいしい新調味料 塩レモン・塩ゆずレシピ』は、発売直後たちまち3刷が決定したそう。

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 本書によれば、「塩レモン」は、レモンの酸と塩の作用で、肉をやわらかくしたり、魚の臭み取りにも効果的とのことで、「あじのマリネ」や「しめさばと塩レモンのサラダ」のレシピが紹介されている。素材のうま味を引き出して、すっきりした酸味のまろやかな味つけになり、和・洋・中・エスニックなどどんな料理とも相性抜群。その上、「レモン」と「ゆず」はビタミンC含有量が柑橘類でもトップクラス。「ビタミンC」は風邪予防やシミ、ソバカス、シワといったお肌のトラブルに有効で、レモンの「クエン酸」は疲労回復や肩こり、筋肉痛、肝臓病などを予防、改善し、ゆずの「温熱作用」は冷え性やリウマチにも効くそう。柑橘系のさわやかな風味でおいしく、美容効果も抜群で一石二鳥の調味料といえる。

 そんな「塩レモン」の作り方はいたって簡単。レモンを切って、塩と一緒に密閉容器にいれ、冷蔵庫において漬けるだけ。使用開始は、1週間後ということで即席調味料とはいかないが、発酵をすすめ、おいしくするための魔法の時間。3週間(レシピにより異なります)も日持ちするので、多めに作って常備すれば、手間要らずだ。

 実際に「塩レモン」を作ってみたという人は「ふだん料理はしないけど、サラダはよく食べるから、ドレッシングとして、オリーブオイルと塩レモンを使っています。今度は、ビール、ワイン、ウイスキー、梅酒に塩レモンを入れてみようと思ってます。ふかし芋と一緒に食べるとおいしいらしいので、スイカとか甘いものにも、合うかもしれませんね。最近は毎日塩レモンを使ったメニューをいろいろ妄想するのが楽しいです」とすっかりとりこに。

 5分で簡単に作れる「レモン塩」はこの夏重宝すること間違いなし! ぜひトライを。

【塩レモン レシピ】
<材料>
レモン(国産)…3~4コ
※皮も果肉もまるごと使うので無農薬レモンがおすすめ
粗塩…カップ1~1と2分の1

<作り方>
1.レモンは洗い、水けをふき取る。1コ、4~5等分の乱切りにする。
2.清潔な瓶に塩・レモン・塩の順に重ねて入れ、一番上に塩がくるようにして詰める。

冷蔵庫で保存し、時々瓶をふって上下を返す。
※1週間後から使える。エキスが出てくるのは、1カ月後
(出典:NHK あさイチ 料理レシピ「レモンソルト」より)