夏バテ防止! 食欲がUPする「まいにちマリネ」3品【作ってみた】

食・料理

更新日:2015/7/24

 梅雨も明け、連日猛暑日が続いている今日この頃、食欲は落ちていませんか? どうしてもさっぱりしたものがほしくなり、そうめんなどに走りがち。ただ、そうすると栄養が偏って夏バテしてしまうなんてことも。そんな食欲がない時こそオススメなのが「マリネ」です。

 マリネとは、フランス語で「マリネ液に漬ける」という動詞のことを言いますが、マリネと聞くと、洋風でちょっとハードルが高い感じがするかもしれません。しかし、実は日本にも塩漬け、みそ漬け、かす漬けなどの「漬けもの」がこれにあたり、昔からなじみのあるものなのです。そんなマリネの102ものレシピ紹介した『まいにちマリネ』(学研パブリッシング)が出版されました。今回は本書から、オーソドックスなものから「これもマリネ!?」と思えるようなものまで3品を選んで実際に作ってみました。

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1、ミニトマトのマリネ(P、15)

<材料>(4人分)
ミニトマト・・・2パック(300g)
パセリ(みじん切り)・・・適量
[マリネ液]
  酢、トマトケチャップ・・・各小さじ2
  オリーブ油・・・大さじ2
  塩、こしょう・・・各少量

<作り方>

1、ミニトマトはヘタを除き、包丁の先で小さな切り込みを入れます。

2、沸騰させた湯に入れ、皮にしわが寄ってきたらすぐに水にとり、皮をむいて、水けを拭き取ります。

3、ボウルにマリネ液の材料を合わせ、2をあえて、パセリを加えれば完成。

 ザ・オーソドックスなマリネレシピ。このマリネ液に漬け込むことでミニトマトがさらに甘く、まるでフルーツのようでいくらでも食べられるます。彩りも鮮やかで食欲がない時にもぴったり! ちなみに冷蔵で2〜3日間保存可能なので一度にたっぷり作っておけます。

2、さけと玉ねぎの焼きマリネ(P、41)

 フライパンで炒めた玉ねぎと小麦粉を薄くまぶして両面焼いたさけを、レモン・ローリエ・水・砂糖・酢・しょうゆを混ぜて作ったマリネ液に漬け込み、そのまま30分以上おけば完成です。さけを揚げずに焼いているため香ばしさがありながら、レモン醤油の味がしっかりしみ込んでいてさっぱりした一品。玉ねぎのシャキシャキ感も良く、ボリュームたっぷり。こちらは冷蔵で3〜4日間保存可能です。

3、厚揚げのねぎみそ漬け(P、93)

 小鍋でみそ・しょうゆ・みりん・砂糖を弱火にかけ練り上げたところに万能ねぎ・しょうが・白すりごまを混ぜ合わせ、これをフライパンで表裏4分ほどずつ焼いた厚揚げの両面に塗り、1時間以上おけば完成。これこそ“和なマリネ”という感じで、イメージしているマリネとはちょっと違うけれど、甘辛いみそが淡白な厚揚げの味と見事にマッチ! ご飯は進むし、お酒のおつまみにもなります。冷蔵保存で1〜2日間可能。

マリネの魅力を楽しんで!
 今回3種類のマリネを作ってみましたが、どれにも言えるのが「手間がかからず、冷蔵庫などに“置いておく”この時間が美味しさを作り出してくれる」ということです。時間をおけばおくほど味が素材にしみ込み、より深い味わいになります。しかもお酢を使うレシピが多いので、今のような暑い夏にはぴったり! ぜひ毎日食卓に並ぶメニューの一品に加えてみてください。

文=JUNKO