【行ってみた!】『四畳半神話大系』の鴨川デルタから『琥珀の夢で酔いましょう』登場の醸造所まで。京都が舞台の人気作に登場するスポット「7選」
更新日:2025/2/19
京都は物語にあふれている。こう言ってもきっと過言ではないだろう。歴史ある神社仏閣、石畳を歩く舞妓さん、風情ある町家――。そんないかにも「京都らしい」風景はもちろん、ふと目を留めた路地や何気ない建物の片隅にも思わぬ歴史が見え隠れする。一方で、アカデミックな大学の街というイメージを持つ人も多いだろう。さまざまな顔を持つ京都は、何があっても「そんなこともあるかも」と思わせる街だ。今回は、そんな京都のなかで、小説や漫画などの物語の舞台となったスポットをご紹介する。
『四畳半神話大系』の聖地・鴨川デルタ

森見登美彦の人気小説『四畳半神話大系』(森見登美彦/角川文庫)で、繰り返し登場するスポットといえば「鴨川デルタ」だろう。冴えない大学生の主人公「私」が4つの並行世界をさまよい、紆余曲折の末にこの場所で奇想天外なクライマックスを迎える。アニメ化もされた本作により、ファンの間でも人気の「聖地」となっている。

北東から流れる高野川と北西の賀茂川が交わり鴨川となる、その合流地点の逆三角形の領域。「鴨川デルタ」の愛称で親しまれるこの場所は、京都の人々の憩いの場となってきた。
気候のいい休日ともなれば、亀や鳥をモチーフにした飛び石を渡る子どもたちの歓声が響き、ギターやトランペットの練習に興じる人も。京都人の散歩やデートコース、学生のコンパ会場、そして旅行客の休憩処にもなる、開放的な空間だ。
なお、花火やバーベキューは禁止されているので、作中の「私」のように元サークル仲間に奇襲を仕掛けるようなことはくれぐれもご遠慮いただきたい。
◯スポット情報
住所:京都府京都市左京区下鴨宮河町
交通:京阪出町柳駅より徒歩3分
『夜は短し歩けよ乙女』で描かれたあの店のモデル!? bar moonwalk四条木屋町店

森見作品の聖地をもう一つご紹介しよう。
『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦/角川文庫)で黒髪の乙女が足を運んだ「月面歩行」のモデルとなったのが、居酒屋やバーがひしめく木屋町通の一角にある「bar moonwalk四条木屋町店」。

乙女はこの店を「ありとあらゆるカクテルが三百円で飲めるという、御財布への信頼に一抹の翳りある私のような人間のために神が与えたもうたお店」と称えているが、実在の店ではなんとほとんどのドリンクが250円(税込)。チャージ料は別途必要だが、昨今の物価高で御財布への信頼が揺らぐ私たちにとって大変心強い存在と言えよう。
ファンの間ではお馴染みの偽電気ブランや、作品にちなんだコラボカクテルも楽しめる。
◯スポット情報
住所:京都府京都市下京区四条通小橋西入る真町455 第一小橋会館ビル3階
電話:075-211-8771
営業時間:19:00~翌5:00(L.O. 4:00)
定休日:なし
交通:阪急京都河原町駅より徒歩1分
URL:https://barmoonwalk.jp