【行ってみた!】『四畳半神話大系』の鴨川デルタから『琥珀の夢で酔いましょう』登場の醸造所まで。京都が舞台の人気作に登場するスポット「7選」

文芸・カルチャー

更新日:2025/2/19

『京都寺町三条のホームズ』に描かれた寺町京極商店街

『京都寺町三条のホームズ』(望月麻衣/双葉社)

 鋭い洞察力を持つ家頭清貴と、アルバイトの女子高生・真城葵がさまざまな依頼を解決する望月麻衣の人気シリーズ『京都寺町三条のホームズ』(双葉社)。古都の日常に潜む謎や人間模様が細かに描き出される本作は、2016年に第4回京都本大賞を受賞した。

 物語の起点となる骨董品店「蔵」がある「寺町三条商店街」のモデルとなったのが、「寺町京極商店街」だ。南北に通る寺町通にあり、三条通と四条通を結ぶ商店街で新旧多彩な店舗が約180軒も並ぶ。多くの買い物客や観光客で賑わうショッピングスポットだ。

 寺町通は、豊臣秀吉が市中の寺社をこの地に集めたことからその名が付いた。江戸時代には商品や職人が集まり、現在の商店街の原型が形作られたという。歴史の重みと現代の賑わいが同居する商店街をぶらりと歩けば、京都ならではの謎に出会えるかもしれない。

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◯スポット情報
交通:阪急京都河原町駅より徒歩5分または京阪三条駅より徒歩10分
URL:https://www.kyoto-teramachi.or.jp

『手のひらの京』『京都寺町三条のホームズ』などさまざまな物語の舞台になる八坂神社

 京都の四季を彩るのは桜や紅葉だけではない。京都各地の由緒ある寺社で行われる年中行事の数々も、京都にある季節の到来を告げるものになっている。なかでも四季折々の祭事が催される「八坂神社」は、さまざまな物語において重要なスポットとして登場している。

『手のひらの京』のレビューはこちら

 平安遷都以前から鎮座する「八坂神社」。その祭礼として開催されるのが日本三大祭りの一つである祇園祭だ。その祭りは神社の境内にとどまらない。京都の7月は「コンチキチン」の音に染まる。宵山の日には鉾町と呼ばれる界隈に華やかな山鉾が立ち並び、歩行者天国となった通りは人と露店で埋め尽くされる。

『手のひらの京』綿矢りさ/新潮社)

 京都生まれ・京都育ちの綿矢りさが初めて京都を舞台にして書いた小説『手のひらの京』(綿矢りさ/新潮社)では、京都に暮らす三姉妹の三者三様の恋と成長が描かれる。祇園祭を歩く綾香の揺れ動く心模様に共感する女子も多いはずだ。

 先述の『京都寺町三条のホームズ』では、家頭清貴と真城葵が八坂神社へ初詣に出かける。除夜の鐘の後に夜を徹して焚かれる「をけら火」をもらって帰るシーンは、京都らしい暮らしを垣間見るようで楽しい。

◯スポット情報
住所:京都府京都市東山区祇園町北側625
電話:075-561-6155
拝観時間:参拝自由、社務所受付9:00~17:00
料金:無料
交通:京阪祇園四条駅より徒歩5分
URL:https://www.yasaka-jinja.or.jp

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