「チョコレート=太りやすい」は間違い!? チョコでダイエットは可能か?/教養としてのチョコレート

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公開日:2025/2/13

日本唯一のチョコレートジャーナリストが贈るチョコの「意外な秘密」!

チョコレートには、魅力的な物語と歴史が秘められています。

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身近なのに意外と知らないチョコレートの教養、健康効果、歴史、カカオの謎をチョコレート専門家がわかりやすく解説。

チョコレートの本当の姿や素敵な一面を学べる一冊『味わい深くてためになる 教養としてのチョコレート』から、興味深いトピックス4選をお届けします!

※本作品は『味わい深くてためになる 教養としてのチョコレート』 (市川歩美/三笠書房) から一部抜粋・編集しました

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『味わい深くてためになる 教養としてのチョコレート』
(市川歩美/三笠書房)

「チョコレート=太りやすい」は間違いだった!?

「チョコレートを食べると太る」と、ひと昔前はよくいわれました。もちろん、どんな食べ物でも食べすぎれば体重が増える可能性は高くなります。これはチョコレートに限ったことではありません。

 チョコレートには砂糖や脂肪が含まれていますので、やはり食べすぎには注意しましょう。カロリーの摂取量が増えれば、太ることにつながります。
 私は、仕事柄チョコレートを常に味わっていますが、「最近、食べすぎかな」と感じたら、すぐに食生活全体を見直してバランスを整えるようにしています。チョコレートを味わわない日はほとんどありませんが、その種類と量にはかなり注意を払っています。
 一粒ずつ小分けにされたチョコレートやチョコレートアイスは、食べる量を簡単に調整できるのでとても便利です。また、チョコレートを使ったフローズンドリンクもサイズを選べることが多いので、そのときの体調に合わせて、量を決められるのがうれしいですね。
 チョコレートとのいい距離感を見つけることが、いつまでも仲よく付き合うための秘訣です。みなさんも、チョコレートと上手にお付き合いくださいね。

カカオバターは太りにくい!?

 ダイエット中だけれども大好きなチョコを食べたい方に、ここで朗報を一つ。チョコレートに含まれるカカオバターは、じつはほかの油脂に比べて体に吸収されにくいとされています。つまり、太りにくい油脂なのです。
 普段食べているチョコレートにどんな油脂が使われているかは、パッケージの原材料表示を見ればわかります。多くのチョコレートにはカカオバターが使われていますが、ほかの油脂が加わっている場合もあります。
 例えば、成分表に「植物性油脂」と書かれている場合、カカオバター以外の油脂が使われていることを意味しています。

チョコレートでダイエットは可能か?

 たまに「チョコレートでダイエットできるのですか?」と聞かれることがありますが、これは答えが難しく、一概には言えません。
 チョコレートは砂糖と脂質を含んでいるので、食べすぎには注意するべきだとお伝えしました。ただ、さまざまな研究や事例、専門家の書籍を調べてみると、人によっては食べるタイミングやチョコレートの種類をよく選ぶことによって、若干のダイエット効果があるかもしれない、という結果もあるようです。
 比較的太りにくいチョコレートは、カカオ分七〇%以上のハイカカオチョコレートですが、どんなに健康にいいとされているチョコレートでも、食べすぎれば太りますし、体のためにならないのは言うまでもありません。体重が増える原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることです。余ったエネルギーは体に、脂肪として蓄積されてしまいます。

 二〇一四年、ドイツで発表された「チョコレート・ダイエット」が、じつはウソだったことが判明した出来事をご存じでしょうか?
「毎日ダークチョコレートを食べると体重が減る」と発表された研究論文が、なんとでっちあげだったのです。当時は、世界中でニュースになりました。「チョコレートでスリムに」だなんて夢のような話ですから、多くのメディアが飛びつき、その結果誤った情報が世界中に広まってしまったのです。
 この出来事から、私たちは「○○がダイエットにいい」「○○が体にいい」といった情報には、冷静に向き合う必要があることを学びました。
 ダイエットを考えるうえでは、やはり一日の運動量や体調をしっかり見極め、チョコレートを取り入れたバランスのよい食生活を心がけることが大切です。

<第3回に続く>

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