玉置玲央「このエッセイ集は入口です。」ありったけの想いを綴る理由/では、後ほど

文芸・カルチャー

公開日:2025/3/28

大河ドラマ『光る君へ』藤原道兼役での名演も記憶に新しい俳優・玉置玲央さんが、40歳を記念した自身初のフォトエッセイを出版。

全編書き下ろしのエッセイ40編に加え、自身の趣味であるカメラで撮影した写真や、演劇の街・下北沢、プライベートでの癒しの場所・江の島で撮影したグラビアも収録されています。

さらに、10代の頃からの憧れの存在・向井秀徳(ZAZEN BOYS)さん、古くから交友があり事務所同期の松居大悟(ゴジゲン)さん、舞台『ダブル』で共演した役者仲間・和田雅成さんとの対談や、自身が20代の頃に書き下ろした未公開戯曲『どくはく』も必見。

役者として生きてきた日々やこれまでの人生を振り返り、自己を深掘りした本書には、著者が豊かな経験を通して得てきた喜びや苦悩、教訓のすべてが詰まっています。俳優・玉置玲央さんの人間的な魅力をひも解く貴重な一冊を、ぜひお楽しみください。

※本記事は『玉置玲央フォトエッセイ では、後ほど』(玉置玲央/KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました

【30日間無料】Amazonの読み放題をチェック >

『玉置玲央フォトエッセイ では、後ほど』
(玉置玲央/KADOKAWA)

エッセイを書くということ

 SNSが非常に苦手で、辛うじてXやInstagramはまだ嗜めていると思っているのだけど、例えばブログ及びnoteに関してはあまりにも更新が不定期になってしまっていて、楽しみに待ってくださっている方がいらっしゃるなら非常に申し訳ないと思っています。
 一度記事を書き始めると書きたいことがムクムク膨れ上がってきてしまってなかなかな文章量になってしまったり、言いたいこと伝えたいことが自分でも分からなくなってしまって駄文散文になりがちで、どうしたもんかなぁと思ったりするのです。そうこうしながら記事を一本書くと、なんだか妙にスッキリしてしまって暫く書くことから離れてしまったりするのが、更新を滞らせている最たる部分なのでしょう勝手ですね本当に。

 ただ、下手の横好きよろしく、書くことや主張することは好きなので、スマートフォンのメモ機能には下書き状態のさまざまな文章が眠っていて。このエッセイにもそこから引っ張り上げてきた埃まみれの文章がまるで今産まれたかのような顔して並んでいたりするので、重ね重ねになりますがありがたい機会をいただけたなと思うのです。宙ぶらりんだった文章に一応の始末がつくということが、『始まれば終わる美学』を好む自分としてはスッキリしてよろしいのです。
 どうやら過去のブログ記事、noteの記事を読んでくださって今回、エッセイのお話をくださったようなのです。下手の横好きなんて卑下しちゃあいかんくらいには、自分が綴った文章たちを褒めてあげたいものです。肯定する、というのはとても大事なことだと思う。誰よりも自分が、自分自身を。

 最初にも書きましたがこのエッセイ集は入口です。いつかどこかでアナタと会った時、アナタとワタシが慌てふためくことがないように、お互いがお互いを知るための説明書、のようなものだと思ってもらいたい。俺はもちろん俺のことを。アナタはこの本を通して何かを感じてくださったアナタのことを。説明できるようになったら、肯定できるようになったら、こんなに嬉しいことはない。その為に、妥協せず嘘偽らず、ありったけのありのままの文章をここには綴らせていただこうと思っています。
『自分のエッセイ集だ、何を憚ることがある!』という勇気と、『でも誰かを傷つけたり否定したりしたいわけじゃないんです』という臆病さを併せもって、ガシガシ書き進めていく所存です。お見苦しい文章、気分を害するような表現、もしかしたら見受けられるかもしれませんが、そこに他意や悪意はないことを、どうかどうかご理解いただければ幸いです。

 知らないことを知る為に、いざ。

<第2回に続く>

本作品をAmazon(電子)で読む >

本作品をebookjapanで読む >

本作品をブックライブで読む >

本作品をBOOK☆WALKERで読む >

あわせて読みたい