ふたつの世界を行き来する少女の成長物語。作者が自身の「強迫性障害」の体験をもとに創作した、学びになる1冊【新刊紹介】
文芸・カルチャー
公開日：2025/5/5
中東のクウェートから大おばさんのいるイギリスへ、両親より先に引っ越してきたヘイゼル。
初めて会うオーバさん、初めて暮らす国、そして初めてのサマースクール。
初めてだらけの環境で、ヘイゼルはだんだん不安になっていきます。
そこに、現れた三匹のホタル。ヘイゼルを森へと誘うのです。リンゴがたわわに実り、オオカミや魔女がいる森へと。
▲北澤平祐さんが描く、ヘイゼルと3匹のホタル。ホタルはヘイゼルの友だち？ それともヘイゼルをおびやかす者？
帯のキャッチにも注目してください。
▲物語は「おとぎ話」をキーワードにしていて、プロローグもおとぎ話のように語ります。
▲ヘイゼル一家はクウェートに住んでいたのですが、お父さんが暮らしていたイギリスに家族で引っ越すことに決めました。
だけど、ヘイゼルだけ先にひとりで行かなくてはならなくて…。
作者が子どもの頃に発症した「強迫性障害」の体験をもとに創作した物語。
現実とおとぎ話のような謎めいた世界を行きつ戻りつする、少女の冒険。
イギリスに引っ越して出会った親友とおたがいに思い合う気持ちが秘密を解き明かす勇気につながります。
巻末に「強迫性障害」の理解を深めるガイド付！
ホタルの森と魔女の秘密
著：アイシャ・ブシュビー
訳：中林 晴美
絵：北澤 平祐
出版社： フレーベル館
出版社からの内容紹介
中東のクウェートから大おばさんのいるイギリスへ、両親より先に引っ越してきたヘイゼル。
初めて会う大おばさん、初めて暮らす国、そして初めてのサマースクール。初めてだらけの環境で、ヘイゼルはだんだん不安になっていきます。
そこに、現れた三匹のホタルが、ヘイゼルを森へと誘うのです。リンゴがたわわに実り、オオカミや魔女がいる森へと。
