話題の絵本『クジラがしんだら』トークイベント&原画展を代官山蔦屋書店にて開催!

文芸・カルチャー

公開日:2025/5/31

 はやくも10刷が決定した話題の絵本『クジラがしんだら』。

 このたび、代官山蔦屋書店にて、著者の江口絵理さん、監修者の藤原義弘さんのトークイベントが決定しました。

 今回はお子様も参加いただける内容です。
 ぜひご家族でご参加ください。

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クジラがしんだら

クジラがしんだら
クジラがしんだら文:江口 絵理 絵:かわさき しゅんいち 監修:藤原義弘 / 童心社

文:江口 絵理
絵:かわさき しゅんいち
監修:藤原義弘
出版社: 童心社

みどころ
ここはふかーくくらい、海の中。まっくら闇がどこまでも続き、なかなかエサにありつくこともできない深海。そんな場所でも生きものたちが日々を過ごしています。

「もう なんかげつも、なにも たべてないよ」

と、その時。

頭上に降ってきたのは、何十年もの長い一生を終えた、大きなマッコウクジラ! 命を終えたクジラの体は、長ければ100年にもわたりさまざまな生き物の命を支え続ける大ご馳走となるのです。

ただよってくる美味しそうな肉のにおいをかぎつけ、真っ先に駆け付けたのは鋭い歯を持つユメザメ。緑の目をゆっくりと見開き、クジラの厚い皮膚を食いちぎります。次に大量にやってきたのは、コンゴウアナゴたち。さらに、タカアシガニやウニ、グソクムシなどの小さな生き物たちが続き、半年もたつとあっという間に食べつくされていきます。やがて骨だけになると、そこにやってくるのは……?

深海という厳しい世界に生きるユニークな生きものたちの、いっときの大宴会を描いたこの絵本。クジラの死骸を中心に形成される特殊な生態系は「鯨骨生物群集(げいこつせいぶつぐんしゅう)」と呼ばれるのだそう。

全てを食べ終わってしまった後。50~100年もの途方にくれるような長い時間、この生き物たちはどんな気持ちで時間を過ごしていくのでしょう。そこには、想像もしたことのなかった驚きの物語が存在していたのです。

数多くの動物・自然に関する本の執筆を手がけられてきた江口絵里さんが紡ぐ物語を、更にイメージを大きく広げてくれているのは、かわさきしゅんいちさんの描く絵。美しく精緻でいながら、とてもドラマチック。いつまでも印象に残るような場面が続きます。監修は国立研究開発法人海洋研究開発機構の藤原義弘氏。知れば知るほど、もっと知りたくなる……不思議な魅力にあふれた絵本です。

『クジラがしんだら』江口絵理さん&藤原義弘さんトーク&サイン会

■日 時:2025年6月11日(水)19:00~20:30(15分前より入場/接続可能です)
■会 場:代官山 蔦屋書店 3号館2F SHARE LOUNGE/ZOOM配信
■参加費:会場参加
     ・イベント参加券 2,200円(税込)
     ・小学生以下イベント参加券 1,100円(税込)
     ・書籍付きイベント参加券 4,180円(税込)
     オンライン参加
     ・オンライン参加券 1,650円(税)
     ・書籍付きイベント参加券 4,290円(税込)
※参加される場合はお申し込みが必要です。

『クジラがしんだら』の原画展

■日 時:2025年5月26日(月)〜6月13日(金)
■会 場:代官山 蔦屋書店 1号館 2Fブックフロア
     〒150-0033 渋谷区猿楽町17-5 1号館2F
     9:00~22:00(金のみ21:00閉店)
■主 催:代官山 蔦屋書店
■問い合わせ先:03-3770-2525

本記事は「絵本ナビ」から転載しております

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