5月の新刊絵本【2025年5月・新刊&おすすめ絵本】

文芸・カルチャー

公開日:2025/5/31

 ゴールデンウィークも明けて、気分一新。さあ、夏に向けて仕事に勉強に頑張るぞ!…という人もいれば、ゴールデンウィークに頑張りすぎて疲れが残っている、ちょっと心と体を休めたい…という人もきっといる5月中旬。

 疲れた時は無理をせず、しっかり休息も必要ですよね。5月に発売された新刊絵本は、お家でゆっくり心と体を休ませるそのそばにそっと置いておきたくなるようなほっこり優しく、ちょっぴりクスッとなる作品ばかりです。

 5月を爽快に走り抜けたい人も、ゆっくり自分のペースを取り戻したい人にも手に取ってほしい、5月の新刊絵本をご紹介します。

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NHK朝ドラ「あんぱん」で話題沸騰!『あんぱんまん』の原作者・やなせたかしさんの生涯を絵本で楽しもう『やなせたかし物語 なんのために生まれて なにをして生きるのか』

やなせたかし物語 なんのために生まれて なにをして生きるのか
やなせたかし物語 なんのために生まれて なにをして生きるのか絵・作:やなせスタジオ / フレーベル館

やなせたかし物語 なんのために生まれて なにをして生きるのか

絵・作:やなせスタジオ
出版社: フレーベル館

出版社からの内容紹介
アンパンマンの作者、やなせたかし。
その人生は、明るく楽しいことばかりではありませんでした。
両親との別れ、戦争、弟の死、まんが家としてうまくいかないあせり……。

なんのために生まれて なにをして生きるのか──
それを問いつづけてきた、やなせたかしの物語。
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やなせたかし先生の意思をつぐ、やなせスタジオが作・絵を担当。
生前に自画像がわりに描いていた「やなせうさぎ」をモチーフとし、子どもたちにも受け入れられやすい伝記絵本です。
巻末には、94年の生涯がより詳しくわかる、貴重な写真が満載の人生年表がついています。

きれいなちょうちょ結び、できますか? 大人も子どももちょうちょ結びにチャレンジしたくなる『ちょうちょむすびのムスビーナさん』

ちょうちょむすびのムスビーナさん
ちょうちょむすびのムスビーナさん作:あさの ますみ 絵:高畠 那生 / BL出版

ちょうちょむすびのムスビーナさん

作:あさの ますみ
絵:高畠 那生
出版社: BL出版

出版社からの内容紹介
ムスビーナさんは、ながーいみみの、うさぎのおばあさん。
けさ、ムスビーナさんは、朝ごはんを食べながらつぶやいた。「ことしも、そろそろだわね」。
すると、やってきたのはアライグマのおかあさん。子どもにちょうちょむすびのやりかたを教えてほしいと……。
ちょうちょむすびに挑戦したくなる絵本です。

『パンどろぼう』で大人気、柴田ケイコさん最新作『つんへんちゃん』。さあ、指を準備して遊ぼう!

つんへんちゃん
つんへんちゃん作:柴田 ケイコ / 小学館

つんへんちゃん

作:柴田 ケイコ
出版社: 小学館

出版社からの内容紹介
つんってすると、ヘンテコにへんしん!

最初に「指」を準備して、さあ、読み聞かせをはじめましょう!
小さなお子さまが思わず笑ってしまう「つんへんちゃん」のヘンテコ変身。
お子さまのアクションに合わせて、ページを上下に開いたり、左右に開いたり、変化に富んだページめくりでお子さまを飽きさせません。
つんへんちゃんの予想を超える変身っぷりは、「発想」とは自由で楽しいものであることを教えてくれます。
つんへんちゃんは、小さなお子さまが遊んでくれるのをいつでも待っています。
『パンどろぼう』等で人気の柴田ケイコ氏が贈る、1・2・3歳向けの、触ってめくって笑えるしかけ絵本。
カバー袖には、「つんへんちゃん えかきうた」もついていますので、おうちでお絵かき遊びも楽しめます。

【編集担当からのおすすめ情報】
読み聞かせのときは、必ずお子さんの「指」を準備してから始めてください。(楽しさが全然違いますよ!)
読み進めると、つんっとするだけでなく、ぷーっとしたり、すぅーっとしたり。
最後は、つんってしないで、なでなでするので、やさしい気持ちで読み終えることができます。
しかしながら、「もういっかい!」というアンコールが起きることもありますので、あらかじめご了承ください。

『ひっくりかえる』と見える世界はとっても楽しい! 『ひとはなくもの』の作者・やべみつのりさんが描くほのぼのユーモア絵本

ひっくりかえる
ひっくりかえる絵・作:やベみつのり / こぐま社

ひっくりかえる

絵・作:やベみつのり
出版社: こぐま社

出版社からの内容紹介
かさがひっくりかえったら…、かえるのプール。
ミルクのコップがひっくりかえったら…、ねこのごちそう! 
ひっくりかえると見えてくる、別世界のおもしろさを描きます。
ひっくりかえると、いいことあるかも!?

「深海のアイドル」と呼ばれるメンダコが「めめめのめん!」と平和を守る『メンダコにんじゃ』に大変身! 世にも珍しい深海忍者大決戦、開幕!

メンダコにんじゃ
メンダコにんじゃ作:とくの ゆみ 絵:ヒダカ ナオト / 岩崎書店

メンダコにんじゃ

作:とくの ゆみ
絵:ヒダカ ナオト
出版社: 岩崎書店

出版社からの内容紹介
深海の平和を守る天下御免のメンダコにんじゃ。「めめめのめん!」と忍法を使い、タコノマクラをさらったタコにんじゃに立ち向かいます。深海や浅瀬の生物たちにもご注目!

メンダコは、深海に住むタコの仲間。体長は15~20cmくらいの手のひらサイズ。タコなので腕は8本ありますがスカート状の膜に覆われていて、耳のように見えるヒレをパタパタさせて泳ぐ姿が愛らしく「深海のアイドル」と呼ばれています。

墨袋は持たず、ぺたんこになったり、シンナーのようなくさい匂いがするなどの特徴あり。『メンダコにんじゃ』は、そんなメンダコの特徴から着想を得て作者の德野有美さんが創作したお話と、不思議な動物やボタニカルなイラストで人気のヒダカナオトさんが絵を描いた絵本です。

物語の舞台として駿河湾を想定したため、駿河湾に生息する生き物たちもたくさん登場します。メンダコの特徴や海中を活かした忍法が「めめめのめん!」とテンポよく飛び出す、天下御免のメンダコにんじゃと仲間たちの活躍をお楽しみください。

本記事は「絵本ナビ」から転載しております

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