赤塚不二夫の生誕90周年記念!レア作品も満載、“あの頃”に思いを馳せたくなる、笑って泣ける1冊
公開日:2025/9/12
ギャグ漫画の王様として知られる赤塚不二夫の生誕90周年を記念した書籍『母ちゃんは、いつだってそこにいた。 赤塚不二夫が描いたママたちの名作集』が、2025年7月22日に発売された。

本書では、『おそ松くん』や『天才バカボン』、『ひみつのアッコちゃん』など、今なお愛され続ける名作をはじめとした数多の作品の中から、キャラクターである母親が特に印象的なエピソードを厳選して収録。母親ならではの心に沁みるセリフや、時代を超えて変わらない家族愛が詰まった内容となっている。また、今となっては本書でしか読めない貴重なレア作品も多数収録されている。


さらに、解説は赤塚不二夫を「最初の師」と語る作家・アイドル評論家の中森明夫さんが担当。漫画だけでなく、貴重な直筆ラフスケッチや、漫画家としての赤塚不二夫を支えた実母とのエピソードも収録されており、生誕90周年にふさわしい大ボリュームの280ページで届ける。

本書について、担当者に話を聞いた。
――本書の狙いやターゲットは?
昭和から令和へ、子どもから大人へ、時代とともに年齢を重ねてこられた方々が赤塚不二夫氏の作品を読んでいた・テレビで見ていた当時の気持ちを思い出しながら読めるような、ファン心もくすぐる1冊に仕上げました。
――イチオシ、目玉となるものは?
今となっては本書でしか読めないレア作品も多数収録しており、作風が異なる初期からギャグ要素が強まる後期まで、作品の変遷を追うように楽しんでいただけます。
――最後に、ユーザーへのメッセージをお願いします。
いつの時代も変わらない、家族を見守る母の愛に触れ、子どもだった“あの頃”に思いを馳せたくなる、笑って泣ける1冊になっております。ぜひ、お楽しみください。
■目次
赤塚不二夫が描いた「ママ」や「母ちゃん」たち(キャラクター紹介)
第1章 ママのほっこり物語
(『ママはやっぱりはなしがわかる』『ミミとイコちゃん』など)
第2章 代表作品の中のママ物語
(『天才バカボン』『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』)
第3章 ギャグ母ちゃん物語
(『あらマアちゃん』『母ちゃんNo.1』など)
特別収録 赤塚不二夫のラフスケッチと「親と子の対話」
赤塚不二夫と母・りよの物語
解説 中森明夫

■著者プロフィール
赤塚不二夫(あかつか・ふじお)
1935年9月14日、旧満州に生まれる。手塚治虫の『ロストワールド』に影響を受け、漫画家を志す。1956年、『嵐をこえて』でデビュー、伝説のトキワ荘に入居する。1962年、『おそ松くん』と『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。イヤミが口にする「シェー!」の言葉やポーズは日本中で大流行した。1967年には『天才バカボン』と『もーれつア太郎』の連載が始まり大ヒット。バカボンのパパやウナギイヌ、ニャロメなど数多くのキャラクターを生み出した。“ギャグ漫画の王様” とうたわれ、主要な作品はアニメ化もされている。ほか代表作に『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』など。1998年に紫綬褒章受章。2008年8月2日没。享年72。
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