歯と口の健康週間! はみがき&むし歯の絵本(2023年5月 新刊&おすすめ絵本)
公開日:2023/5/15

子ども番組で「は・み・が・き じょうずかな~♪」と歌が流れてくるのに、テレビでムシバキンマンとハミガキマンの攻防を見ているのに、どうして子どもは、こんなにも歯みがきを嫌がるのでしょうか。口に歯ブラシが入る感覚が嫌だから? 歯ブラシが当たって痛いから? 単純に面倒くさい? そんなこと言ったって、虫歯になったらもっと痛いし、面倒くさいのに……と大人は思うけれど、今を生きる子どもに未来の「もし…」はなかなか伝わりません。絵本の中に「歯みがき」や「虫歯」がテーマのものが多いのはそれだけ、我が子の歯みがきに手を焼いてきたパパママがいるからなんです。
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」。今年のキャッチコピーは「手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで」と決まったそうです。大暴れされても、大泣きされても、我が子の歯みがきを投げ出すことのできない大人たちの、心強い相棒になってくれる歯みがき絵本を集めました。
歯みがき嫌いのくうぴいはうちの子そっくり! 20年以上に渡り愛される人気シリーズより『すきすきはみがき』
すき すき はみがき
作・絵:なかや みわ
出版社からの内容紹介
人気絵本作家のなかやみわさんが母親の視点で描いた大人気「こぐまのくうぴい えほんシリーズ」!この絵本は子育て中のママから質問の多い「歯みがき」がテーマ。 くうぴいは 歯みがきがきらい。でも、歯みがきしないと、お口の中にばいきんトリオがやってきて、ばいきんフォークやスプーンで、ガーリガリ、ゴーリゴリ。くうぴい 虫歯になっちゃうよ!ミラーちゃんが映しだした、ばいきんトリオとくうぴいの姿。それを見たくうぴいは・・・
歯みがきの大切さを分かりやすく教え、歯みがきが大好きになる絵本です!
ボタンを押せばメロディが! 子どもが大好きな曲に合わせて歯みがきしちゃおう『はみがきできるかな?』
はみがきできるかな?
作:たかい よしかず
出版社からの内容紹介
スイッチを押すと、はみがきをする音やうがいをする音が各スイッチごとにランダムに流れます。
さらに、各見開きにはめくって楽しいしかけが付いているので、何度でもめくりたくなります!
メドレー(各4曲入り)付きで、メロディを流せばはみがきの時間が楽しく過ごせます!
メロディは同じスイッチを二度押すと止まります。
【メロディ】
・きしゃぽっぽ
・ねこふんじゃった
・おおかみなんかこわくない
・ハイ・ホー
歯みがき習慣化お役立ちアプリ「ポケモンスマイル」とのコラボ絵本『こすってあそべる!ポケモンはみがき』は手の温度で色が消える楽しいしかけ付き
こすってあそべる!ポケモンはみがき
作:とづか みほ絵:カナヘイ監修:日本歯科医師会
出版社からの内容紹介
指でこすると色が変わる 歯みがき知育絵本
【本書の5大ポイント】
1.子どもの歯みがき習慣化に役立つアプリ『ポケモンスマイル』とのコラボ絵本です。
2.大人気イラストレーター・カナヘイ氏が描く、ゆるっとかわいいポケモンたちが、応援してくれます! ほめてくれます!
3.温度で色が消えるしかけが楽しい! さわったり(体温)、こすったり(摩擦熱)して、歯に付いた汚れを消していく遊びは、何度もやってみたくなる不思議な面白さがあります!
4.おやすみ前の歯みがきを啓蒙するストーリー。くすっと笑えるページもあります。
5.日本歯科医師会のご監修をいただいた安心の内容です。
©Pokemon ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター、ポケモン、Pokemonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
【編集担当からのおすすめ情報】
温度で色が変わる<メタモカラー>は、フリクションペンにも応用されたインキです。
本書では、お子さまの指先に合わせた温度設定を採用し、30℃前後の温度で黒色が無色に変化します。
夏場など暑いときは、冷蔵庫で10秒冷やせば、魔法のようにパッと色が戻ります! そんな驚きも、お子さんの興味をひくこと間違いなしです。
*<メタモカラー>は、株式会社パイロットコーポレーション・パイロットインキ株式会社の登録商標です。
「どうして歯みがきしなくちゃいけないの?」そう子どもに聞かれたら、この絵本の出番!『バイバイばいきんさん はみがきのまき(4)』は虫歯菌目線で歯みがきの大切さを教えてくれます
バイバイばいきんさん はみがきのまき(4)
作・絵:たかい よしかず
出版社からの内容紹介
感染症や病気の感染拡大予防に最も効果がある基本的な取り組みは、「手洗い・うがい・マスク」といわれています。本シリーズでは、どうして「手洗い・うがい・マスク・はみがき」をしなければいけないのかを、かわいいばいきんさんの目線を通して楽しく展開しています。新しい生活様式・生活習慣を子どもたちにやさしく伝える幼年絵本。
なぞなぞに答えるだけで歯みがきの知識が身につく絵本はなーんだ? それは……『はみがきなぞなぞ むしばをふせごう!』
はみがきなぞなぞ むしばをふせごう!
作:平田 昌広絵:オカダ ケイコ
出版社からの内容紹介
なぞなぞを研究している博士のもとに、抜けたばかりの歯、にゅうしちゃんが訪ねてきました。これから大人の歯が生えてくる女の子、キラリちゃんのお口がちょっと心配なのです。さあ、博士の出番。キラリちゃんといっしょになぞなぞに答えながら、楽しく歯やはみがきについて考えてみましょう!ひとりではみがきができるようになったお子さんや、歯が抜けかわる時期のお子さんへの、はみがきへの導入にぴったりの絵本です
乳歯が抜けることは子どもにとって一大イベント。『歯がぬけた』を読んで、歯の大切さを家族で考えよう
歯がぬけた
作:中川 ひろたか絵:大島 妙子
出版社からの内容紹介
歯がぬける、歯が生え変わるということをテーマに描いた絵本。
ごはんを食べていたら歯がぬけた。前からぐらぐらしていたんだけど、ついにぬけた! 歯が抜けたところにコーンを挟んでみたり、ストローを入れてジュースを飲んだりしてみた。ところで、この歯どうしようかな? お母さんが小さい時は、歯が抜けたら下の歯は屋根の上に、上の歯はえんの下に捨ててたんだって。外国では、ぬけた歯をまくらもとに置いておくと、朝起きた時、妖精がコインにかえてくれてるんだってさ。
家庭訪問に来た先生にも抜けた歯を見せてあげた。「おもしろいコレクションだね」だって。そこで、ぼくはいいことを思いついた! 自分の歯をとっておいて、おじいさんになったとき、この歯で入れ歯をつくるっていうんだけど、どうかなぁ。このアイディア。
リズミカルな文章とデフォルメのされた絵で、歯にまつわるエピソードをユニークに描いた一冊。歯の大切さも学べます。
元気に過ごすにはやっぱり『けんこうだいいち』。アメリカの作家マンロー・リーフが1943年に発表したユーモアで健康に過ごす絵本
けんこうだいいち
作:マンロー・リーフ訳:わたなべ しげお
出版社からの内容紹介
こんな絵本があっていいのか? ユーモラスな画と語り口で読者を魅了するマンロー・リーフ、復刊絵本・第2弾!!
弊社復刊後、3度重版を続け今でも読者の人気を博している『みてるよみてる』。
これに続く第2弾は健康をテーマにしたユニークな絵本です。 子どもの生活の中で、健康でいるためにはどうすればいいか、気をつけることなど、健康の大切さをユーモラスに教えてくれるおとなもこどももみんなで楽しめる一冊です。
「表情豊かな、落書きのような絵に、子どもたちは親しみをおぼえ、いつまでも忘れません。この本の、このような特徴をいかすように、ゆっくり、読んであげてください。親子で楽しめる、めずらしい本です。」
わたなべしげお
病気になったら、さあたいへん。 みんなに迷惑をかけるし、自分だって遊べないし、つまらない。 元気な毎日を送るには、どうすればいいでしょう。 ゆかいなタッチで描いた健康の手引き。
好き嫌いの多い男の子・りょうたくんが自分の分身に食べられてしまう衝撃の絵本『たべてあげる』から12年。ついにりょうたくんの反撃がはじまった!『みがいてあげる』
みがいてあげる
作:ふくべ あきひろ絵:おおの こうへい
みどころ
好き嫌いの多いりょうたくんの前に現れて、かわりにぱくぱく食べてくれる小さなりょうたくんがグングンと大きくなっていき……という、大変な展開に衝撃を受けた前作『たべてあげる』の続編登場です。
小さくなってしまった「本物のりょうたくん」にとってかわって、今日も好き嫌いせず、食卓でご飯をたくさん食べてママに褒められているのは、なんと「にせもののりょうたくん」。本物のりょうたくんが声をかけます。
「みがいてがあげる」
お腹いっぱいのにせもののりょうたくんは、自分でみがくのはめんどくさいからと、小さなりょうたくんに歯をみがかせて大満足。でも、これが本物のりょうたくんの反撃のはじまりだったのです。さあ、本物のりょうたくんは元の自分にもどれるのでしょうか?
ユーモラスでシュールな世界を描き出す絵本で注目を集める、ふくべあきひろさんとおおのこうへいさんのコンビ。見ているだけで、なんだかずっとコワくてドキドキする展開は前作同様。でも、にせもののりょうたくんの大きな目に吸いよせられて、ついつい夢中になってしまう不思議な魅力を放つこのシリーズ。ダイナミックな攻防戦の末、あまりにも哀れな姿となったにせもののりょうたくんを見ながら、心のどこかで次回作を期待してしまうのは、私だけじゃないはず!? とりあえず、歯は自分でみがいた方が良さそうですね。