百年前の子どもがあこがれた当時の最新のおもちゃは一体何?/3分間ミステリー ゆらぎの物語3⑪

文芸・カルチャー

公開日:2023/9/2

「最新TOY」にかくされた意味

 新しいオモチャをねだる子どもとお母さんの、よくあるやりとりでしたが……。

 んん?

 大正八年?

 今から百年以上も前?

 ちなみに子どもが欲しがっていたのは、当時の最新TOY、オモチャにまちがいありませんでした。

 その最新TOYとは、

 けん玉、でした。

 けん玉の歴史については、いろいろな説があります(日本以外に海外にも似たオモチャがあったようです)。

 それでもかんたんに説明すると、江戸時代にけん玉の原型のようなものが作られ、大正時代に各部が改良されて、今のような形になったといわれています。それがとても好評で、大ヒットのオモチャになりました。

 つまり、当時、けん玉は最新の、大流行のオモチャだったのです。

 どんなに古かったり、伝統的だったりするものも、初めて登場したときは、それは最新のピカピカのものなのです。

<第12回に続く>

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