『ちはやふる』に続け! 創刊37年『BE・LOVE』編集部が今求めている女性向けマンガは?【編集長コラム第1回】

アニメ・マンガ

2017/10/18

 ダ・ヴィンチニュースは、雑誌読者のことを一番よく知っている各雑誌の「編集長コラム」企画をスタートしました! 今回ご登場いただくのは『BE・LOVE』の岩間編集長です。

 はじめまして。「読むとハッピーになる♪」女性向けコミック誌『BE・LOVE』編集長の岩間と申します。今月からコラムを書かせていただくことになりました。しばらくのお付き合い、よろしくお願いします!

 私たち『BE・LOVE』編集部は、来年続編映画の公開を控える『ちはやふる』、女性の生き様をドラマチックに描く『生徒諸君!最終章・旅立ち』をはじめ、興味が多岐にわたるオトナ女子の皆さんに楽しんでもらえる連載漫画を、隔週でお届けしています。今年で創刊37年を迎えた『BE・LOVE』で、いま何を考えて雑誌を作っているか。その一端が垣間見えるコラムにできればと思います(そうなることを祈りましょう!)。

 さて、記念すべき1回目のテーマは“新人賞”! 実はBE・LOVEの新人賞はリニューアルしたばかり。編集部としては最もタイムリーなトピックなのです。この度「365日新人賞」という、なんだかハードなイメージの賞を新設しました! 従来は年に3回〆切を設けて、その都度選考をしていましたが、これからは「すべての投稿作を、その到着から2週間以内に講評する」というスピーディーなシステムに。つまり、投稿作が届いたらすぐ読んですぐ選考。それをひたすら繰り返すのです。「大変でしょう」と言われますが、いやいや全然! 投稿作を読むのは面白いですよ。粗削りな作品は、意外性や驚きに満ちています。私たちは、いつも漫画で驚きたい!と思っていますから、できるだけたくさんの投稿作を読みたいと、ウズウズしています。

「365日新人賞」と並行して、従来の新人賞も年イチの〆切に変更して、継続中です。審査員は『ピーチガールNEXT』の上田美和先生と、『傘寿まり子』のおざわゆき先生。

『BE・LOVE』は、『ちはやふる』や『明治緋色綺譚』といった、読み手の世代を問わない作品が登場して以降、投稿者の数が増え、10代の投稿者も珍しくなくなりましたが、それ以前は“投稿者ひと桁、多くて十数名”という状況でした。だからこそ、うちを選んでくれたからには、一人一人にしっかりと向き合いたい。そして、なるべくお待たせせずに、投稿者の皆さんに一日でも早く次のステップに進んでもらうきっかけになりたいという気持ちが強くあり、この度「365日新人賞」という形で、その思いを体現しました。『BE・LOVE』のメイン購読層は30代~50代の女性ですが、描き手の年齢層は世代を問いません。10代でも男性でも、オトナ女子向けのエンタメを描きたいという気持ちさえあれば、編集部は歓迎です。

 漫画家志望の皆さん、持ち込みも随時受付中ですので、怖がらずにいらしてください。部員による懇切丁寧な講評(お茶つき♡)は、きっと参考になると思います。

いま、編集部員がどういう新人さんを求めているか。その思いをHPにアップしているんです。










 コラム初回で、なぜ新人賞をテーマに?と思われる方もいるかもしれませんが、うちの編集部の色というかノリがよくわかるかと思いまして、名刺代わりに書かせていただきました。皆さんも『BE・LOVE』からデビューする新人さんにご期待ください。

 最後に、当コラムの決まり事として、毎回のテーマに合った本を勝手気ままに紹介してみようかなと思い立ちました。初回は、新人賞を目指す皆さんにオススメの書籍を一点。映画「三度目の殺人」などで有名な是枝裕和監督の『映画を撮りながら考えたこと』(ミシマ社)。創作の秘話が詰まっていて、大変刺激的な本なのですが、その中で「自分の先入観が目の前の現実によって崩される快感」というくだりがあります。これは漫画にもぜひ欲しい要素! 読み手の先入観を変えられるようなら、その物語は絶対に面白いはずです。『BE・LOVE』の例でいくと「文化系イメージのかるただけど、実は激しいスポーツ」とか「もう80歳だけど、人生はここからが面白い」とか。「○○だけど××」。「○○」という先入観を「××」で崩す。この「××」を大切にしたいですよね!



 そんな『BE・LOVE』。最新21号は『ちはやふる』特集号。「ちはや」本編に加え、新連載「ちはやふる中学生編」スタート、さらに「ちはやふる手帳」の付録つきです。また、11月1日発売の22号は、大和和紀先生の『イシュタルの娘~小野於通伝~』が、8年間の連載に幕! スペシャル企画も用意していますので、ご期待ください!

『BE・LOVE』最新21号は絶賛発売中! 次号22号は11月1日発売!!

BE・LOVE』21号(講談社)

岩間秀和(いわまひでかず)編集長
1993年講談社入社以来、BE・LOVEひと筋。2012年2月より編集長に。
BE・LOVE編集部では、新・想像系コミック誌「ITAN」も編集しています。

▶『BE・LOVE』公式サイトはこちら

▶次回の岩間編集長のコラムは、11月15日頃更新予定です!