おはなし絵本(2023年3月 新刊&おすすめ絵本)

文芸・カルチャー

公開日:2023/3/28

表紙を開くと、こことは違う世界へあっという間にトリップできることが、おはなし絵本の魅力。今回ご紹介する4作品は、ストーリーの面白さ、意外性はもちろんのこと、読むと人体の仕組みを知ることができたり、晩ごはんの悩みを解消できたりと、プラスαの知識が身につく一冊二役の絵本ばかりです。今日の気分に合わせて、気になる作品を手に取ってみてくださいね。

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「お風呂に入りたくない!」「毎日ラーメンを食べたい!」子どもたちの悩みを珍しい発明で解決する、とっても頼もしい研究所 その名も『カール・ボナーラ研究所』

カール・ボナーラ研究所

作・絵:ふっさん

出版社からの内容紹介

こどもたちのなやみごとを、発明で解決していく、カール・ボナーラ研究所。カール・ボナーラ博士たちが、痛快で楽しい発明により、こどもたちを笑顔にしていきます。ジオラマ的な絵を、親子で一緒に楽しむことができる絵本です。

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晩ご飯のメニューに迷うすべての人へ! 主菜、副菜からデザートまで好きな料理が列車でやってくる『ばんごはんえき』に行ってみよう!

ばんごはんえき

作:石崎 なおこ絵:田中 六大

みどころ

最近、まちでうわさの「ばんごはんえき」。ゆうくん一家は、おぼんにお椀とお皿をのせて、行ってみることにします。ねこのタマもはりきっています。

着けば、見た目は案外ふつうの駅。駅長さんに案内され、1番ホームに並んで待っていると、やってきたのは…「すいはんきれっしゃ」! 1号車から5号車まで、ずらりと並んだ炊飯器。白いごはんから炊き込みご飯まで、好きなごはんを選びます。

続いてグツグツとやってきたのは、「おなべれっしゃ」。いいにおいをさせながら「フライパンれっしゃ」もやってきて。ああ、なんて美味しそうな列車が続くのでしょう。さあ、みんなのお盆がごはんとおかずでいっぱいになった頃、駅長さんが最後に案内してくれたのは……?

「ばんごはんえき」。そのタイトルだけで、ワクワクしてしまったあなた。ページをひらけば、決して期待を裏切らない、夢のような光景が広がっていますよ。なにしろ、ホームで待っていれば、ばんごはんの方からやって来てくれるんですから。ゆうくん一家の嬉しそうなこと。満腹になって帰ります。

「またのおこしを おまちしております」

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『からだ たんけんれっしゃ』に乗って「口の中駅」から「食道トンネル」を通って「小腸線」へ。食べ物の消化の仕組みが分かる、人体のふしぎ発見絵本

からだ たんけんれっしゃ

作:濱田 真理絵:大橋 慶子

出版社からの内容紹介

小児科医の監修のもと制作した、楽しみながら体の仕組みや食事の大切さが分かる絵本です。「お口に入ったごはんは、どこに行くんだろう?」男の子が不思議な列車に乗って、自分の体の中を大冒険。ジェットコースターのような「食道トンネル」や、長い長い「小腸線」、そして細菌同士の戦いが繰り広げられている「大腸本線」など、スリル満載の列車旅をお楽しみください。

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『ふたりはともだち』を生み出したアーノルド・ローベルが描く、色の誕生物語『いろいろへんないろのはじまり
』は45年以上愛されるロングセラー絵本

いろいろへんないろのはじまり

作・絵:アーノルド・ローベル訳:まきたまつこ

出版社からの内容紹介

昔、色のない時代がありました。魔法使いが、最初は青、次は黄色、その次は赤の世界を
つくりだします。 でも、一つの色だけでは、なんだか落ち着きません。
そこで色を混ぜ合わせると、どうなったでしょう?

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