そろそろ大詰め! 読書感想文におすすめの絵本・児童書 低学年

文芸・カルチャー

公開日:2023/8/11

8月も後半戦。さあ、読書感想文の本は決まりましたか? まだ本を読めていない、どの本を読んだらいいのか分からないという方に朗報です!
絵本・児童書出版社さんおすすめの小学校低学年向け絵本・児童書を集めました。

長い物語や文字ばかりの本を読み慣れていないお子さんには、全てのページに絵が載っている絵童話で、1冊を最後まで読む体験をして、自信をつけることからはじめましょう。宮沢賢治の作品や「ひろすけ童話」など少し長めの童話も絵本になっているので、100年以上前の物語をこの機会に触れてみるのもきっと良い経験となることでしょう。

読書感想文の書き方の記事もまとめてありますので、合わせてチェックして、今年の読書感想文を一緒に乗り切りましょう!

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みんな大好きアイスクリーム、でも冷凍庫のない昔はそれはそれは作るのが大変な食べ物で……『王さまのアイスクリーム』に対する情熱を感じる読み物です

王さまのアイスクリーム

作:フランセス・ステリット 絵:土方重巳 訳:光吉夏弥

出版社からの内容紹介

「暑い日には、できるだけ冷たいクリームをたべたい!」気むずかしい王様のために、
コック長はむすめたちの知恵をかりて、冷たいアイスクリームをつくろうとしますが……。

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もうすぐお兄ちゃん、お姉ちゃんになるすべての子へ! 『まこが、おねえちゃんになった日!』でお兄ちゃん、お姉ちゃんになるワクワク感を一足早く体験しよう

まこが、おねえちゃんになった日!

著:かわしまえつこ 絵:高橋和枝

出版社からの内容紹介

ママのおなかにはあかちゃんがいます。まこは、もうすぐおねえちゃんになるのです。
いよいよ出産の日。あかちゃんがうまれてくるのを病院のいすでまっているうちに、まこはねむってしまいました。
……「まこ、まこ」
ねこのリリにおこされて目をあけると、まこはうすみどり色のあかるい森にいました。うんとちいさいころ、まこはここにいたことがあります。そう、ここはおかあさんのおなかのなか! 
まことリリが森をぬけて野原にでると、ちいさいあかちゃんがねむっていました。これからうまれてくる、まこのいもうとです! 

小学校1年生のまこの視点で、命の誕生をファンタジックに描きます。おねえさん、おにいさんになるお子さんにぴったりのお話です。

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『ふたりはとっても本がすき!』でも、本を読む楽しみ方はちょっと違うみたい。本好きからの「あるある!」という声が多い作品

ふたりはとっても本がすき!

作:如月かずさ 絵:いちかわなつこ

出版社からの内容紹介

チーターのチッタちゃんとカバのヒッポくんは、本が大好き。でも、読み方がちょっと違います。はやく、たくさん読むチッタちゃんと、ゆっくりじっくり読むヒッポくん。正反対のふたりが本を通して友情を深める物語。

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赤おにと青おに、どちらに共感しますか? その理由を書けば、読書感想文完成!『ひろすけ童話絵本 ないた赤おに』

ないた赤おに

作:浜田廣介 絵:nakaban

出版社からの内容紹介

昭和の名作中の名作童話がモダンに甦ります。
人間と仲良くなりたい赤おに。その気持ちを汲んで、自ら悪役を買って出る親友の青おに。やがて村人たちは競って赤おにの家を訪れるようになります。けれども…。青おにの友情に涙する一冊です。

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読んだことがある人もない人も、鬼才・スズキコージが描く『注文の多い料理店』に招かれてみてはいかが?

宮沢賢治の絵本 注文の多い料理店

作:宮沢賢治 絵:スズキコージ

出版社からの内容紹介

2人の紳士が山の中でたどり着いたのは一軒の西洋料理店、「山猫軒」。 お腹をすかせていた男たちはどんな料理が出てくるのか楽しみにしながら、扉に書かれた注文を受けていくのです。一体、扉の向こうには何があるのか!?ページをめくる度に現れる注文の数々に 興味をひかれずにはいられません!おなじみのこの名作にスズキコージによる不思議な雰囲気の絵が新しい風を吹き込みます。改めて読み返してみると、驚くほどえほんの中へ引き込まれていきます。

「宮沢賢治の絵本」シリーズ

【著者プロフィール】 スズキコージ 1948年静岡県生まれ。絵本や挿画のほか、イラストレータとしてポスター・壁画・舞台美術などでも活躍。絵本は「うみのカラオケ」(クレヨンハウス)「サルビルサ」(架空社)「ブレーメンのおんがくたい」(ミキハウス)ほか多数。「エンソくん きしゃにのる」(福音館書店)で小学館絵画賞、「ガラスめだまときんのつののやぎ」(福音館書店)と「やまのディスコ」(架空社)で絵本にっぽん賞、「おばけドライブ」(ビリケン出版)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。エッセイ「てのひらのほくろ村」(架空社)がある。

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クラムボンってなに?「かぷかぷ笑う」ってどういうこと? 読めば読むほど謎の深まる名作『宮沢賢治の絵本 やまなし』

宮沢賢治の絵本 やまなし

作:宮沢賢治 絵:川上和生

出版社からの内容紹介

「クラムボンはかぷかぷわらったよ」など不思議なフレーズが有名なこの作品。
蟹の兄弟が暮らす川底の世界が描かれています。
カワセミが魚を獲り、やまなしが落ちてくる…。
谷川の底でくりひろげられる生命の巡り。

教科書に掲載されるなど、宮沢賢治作品を代表する、珠玉の短編。
淡い色彩で蟹の暮らす川底の世界を美しく描き、読者を幻想的な世界へ連れて行ってくれます。

「宮沢賢治の絵本」シリーズ

【著者プロフィール】 川上 和生 1959年北海道生まれ。北海道デザイナー学院卒業。デザイン会社勤務を経て独立。雑誌、本の装丁、広告などで活躍中。絵本に「そだててあそぼう リンゴの絵本」(小池洋男/編 農文協)「山のごちそう どんぐりの木」(ゆのきようこ/文 理論社)などがある。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。

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【動画公開中】夏休みに広がる世界 絵本・児童書21選

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