THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【後半】

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公開日:2022/7/23

 7月21日、「BATTLE OF TOKYO」原作小説最新刊である『BATTLE OF TOKYO vol.4』(月島総記/角川文庫)が発売した。さらに同日より4日間、さいたまスーパーアリーナでのライブ「BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」4DAYSも開催している。

「BATTLE OF TOKYO」の物語でその分身が活躍している、THE RAMPAGEの陣さん(≒GOEMON(ゴエモン)/ROWDY SHOGUN)、川村壱馬さん(≒LUPUS(ルプス)/ROWDY SHOGUN)、BALLISTIK BOYZの海沼流星さん(≒Flory(フローリー)/JIGGY BOYS)に、小説最新刊を一足先に読んでの感想を語り合ってもらった。

■「BATTLE OF TOKYO」とは?
2011年以降に活動を始めたJr.EXILE世代と呼ばれる、LDH所属の4グループ計38人のメンバーが別名を持ちキャラクター化して、「超東京」なる別世界で覇権を争うエンターテインメント・プロジェクト。GENERATIONSは「コピー」のスキル(異能)を持つ怪盗団・MAD JESTERSに。THE RAMPAGEは「プロテクト」のスキルを使う用心棒組織・ROWDY SHOGUNに。FANTASTICSは「コンバージョン(変換)」の異能を持つAstro9に。BALLISTIK BOYZは「スキャニング」のスキルを持つJIGGY BOYSに──。昨年2月に月島総記の筆による原作小説第1巻が刊行され、同年6月にCDアルバムがリリース、3DCGを駆使したミュージックビデオも話題を呼んだ。

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【後半】

──『BATTLE OF TOKYO』と言えば、激熱のバトルシーンです。vol.4もいろいろなバトルが描かれていますが、印象に残ったポイントは?

海沼 もちろん自分のバトルシーンは印象に残っているんですが、vol.4はやっぱり〈ルプス〉と〈シャーロック〉のバトルが一番かっこよかったです。

川村 〈ルプス〉と〈シャーロック〉の関係はかなり前から伏線があって。2019年のミュージックビデオ(GENERATIONS from EXILE TRIBE vs THE RAMPAGE from EXILE TRIBE 『SHOOT IT OUT』)で、〈ルプス〉が〈シャーロック〉からコインを受け取るシーンが最後にあるんです。

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 因縁の対決だよね。〈ルプス〉と〈シャーロック〉はvol.1で初めてバトルがあり、その後もバトルがありで、今回いよいよ決着する。確かに、あのバトルはめちゃめちゃかっこよかったよ。

川村 二人にかっこいいって言われて、めちゃめちゃ嬉しい。ただ、僕はなんもしてないんですけどね。

一同 (笑)

 vol.4ではゴエモンたちも復活して、ROWDY SHOGUNがフルメンバーで動けるようになって。人数が16人もいるから、パワーが半減されるような展開があるんじゃないかなと、実はちょっとドキドキしていたんですよ。「今の攻撃で半分やられました」みたいな。それがないのが嬉しかったですね。人数の多さという僕らの強みが、強みのまま表現されていた。

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【後半】
「人数の多さという僕らの強みが、強みのまま表現されていた」(陣)

川村 僕もそこがすごくいいなと思いました。何チームかに分かれて作戦を遂行するって話の展開はありますけど、バトルシーンでは能力のバランス調整みたいなことはしていない。どのチームも全力を出せている感じが、信頼できる作品だなと思いました。

 なんなら「数に物を言わせてやる!」って展開がちょこちょこ出てくるからね(笑)。

海沼 それでJIGGY BOYSがやられたんですよ! 読みながら「絶対無理やん」ってなりました。そうしたら「JIGGY BOYSは逃げた」とか書いてあって、「逃げとるやん!!」って(笑)。

 JIGGY BOYSは、逃げの判断がめちゃめちゃ早い(笑)。

海沼 ただ、JIGGY BOYSは技をコピーする能力がありますから。今はまだ成長段階ですけど、どんどん技をコピーしていったら、16人が来ても対抗できるんじゃないかと思います!

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【後半】
「どのチームも全力を出せている感じが、信頼できる作品だなと思いました」(川村壱馬)

──vol.4は舞台である「超東京」にまつわる重大な真実が明かされ、新たな謎も生まれました。その辺りは、どんなふうに楽しまれましたか?

 僕、宇宙の起源とかを考えるのがものすごく好きなんですよ。ビッグバンによって宇宙ができたっていうけどじゃあ、「ビッグバンの前の宇宙はどんなだったんだろう?」とか。

海沼 分かります。一生考えちゃうやつですね(笑)。

 そういう想像力を、今は『BATTLE OF TOKYO』に注いでいますね。「超東京ってなんなん?」と。

川村 確かにそうかも。宇宙の起源を知りたくなる感覚と、『BATTLE OF TOKYO』について考えている時の感覚は近いです。

 vol.4の終わり方がまた、想像を掻き立てられるやつなんですよ。「ここで終わるの!?」と。これまで以上に、早く続きが読みたいですね。

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【後半】
「vol.4はやっぱりルプスとシャーロックのバトルが一番かっこよかったです」(海沼流星)

──『BATTLE OF TOKYO』プロジェクトの次の展開は、ライブです。7月21日から24日まで、さいたまスーパーアリーナで開催されますね(「BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」7/21~24)。どんなライブになりそうですか?

 2019年に初めて「BATTLE OF TOKYO」のライブをやった時は、原作小説も存在していなかったですし、漠然としていた部分が大きかったんです。ファンの方もそうだし、僕ら自身も探り探りだったんですよね。でも、今回はしっかりとイメージが出てきているので、「BATTLE OF TOKYO」のチームとしてライブをする、という意味では前回と全く違ったものが見せられるかなと思います。オープニング映像も物語調になっていて、まだあまり詳しくないという方も一瞬で世界観に入り込めるはずですね。

川村 4日間のライブは、「スペシャルバトルコーナー」が毎日変わるんです。1日目は「BATTLE OF HiGH&LOW」、2日目は「BATTLE OF KINGDOM」、3日目は「BATTLE OF iCON Z」、4日目は「BATTLE OF SUMMER」で、どんな内容にするかまさに今みんなで話し合っているところです。どれもおすすめなんですが、「BATTLE OF KINGDOM」は二度と観られない……とは言い過ぎかもしれないけど、なかなかない演出のライブになるかもしれませんね。

 めちゃくちゃ熱いライブになると思います。ていうか、絶対そうなります。ゴエモンの怪我も治っていますので!!

一同 (笑)

(取材・文=吉田大助 撮影=種子貴之)

■BATTLE OF TOKYO公式サイト
https://battleoftokyo.jp/
■BATTLE OF TOKYO公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCCAFzScnTAKPEubuXEoFItg