白間美瑠「『PRODUCE 48』の時から韓国でやってみたいと思った」NMB48からQUEENDOMまで、自身のアイドル歴を語るロングインタビュー

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公開日:2023/6/14

白間美瑠さん

■自分らしさをさらけ出せるようになった、ソロ活動

――『PRODUCE 48』が終了して、NMB48も卒業されて、一度グループとしてのアイドル活躍を終了されています。そこからソロに入るまでにどんなことを考えて過ごしていた?

「一旦頑張ったな、自分」「やりきったな」みたいな(笑)。NMBのときは毎日お仕事があって家族との時間があんまなかったので、家族と一緒に過ごしていました。きょうだいとも親とも仲がいいので、おうちでいっぱい喋っていました。

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――そこからまたソロアーティストになろうと思えたのはなぜ?

「歌とダンス、パフォーマンスでこれからもずっと笑顔にし続けたい」というのは卒コンのスピーチで言ったので、「絶対歌って踊るぞ!」というのは決めていて。だからその期間は自分で曲とか書いてみるとかしていました。お姉ちゃんがシンガーソングライターをしていて、「曲どう書いたらいいん?」と教えてもらって。だからこれから、韓国語でも日本語でも、全部丸々1曲書いてみたいなとは思います。

――白間さんはグループでもソロでも活動された経験がありますが、グループとソロの違いってあったりしますか?

 やっぱり大人数だとみんなで目標を決めてそこに揃えていくので、自分の個性、らしさというよりかは、みんなで固めて作り上げていこうというのがありました。でもソロになってからは、個性の大事さに気付いて。「自分はどういう色なんだろう」「自分らしさって何だろう」というのをすごく考えるようになって、そこが違うと思います。

 それこそグループでアイドルをしていた時は渡辺麻友さんみたいな、かわいい王道を貫きたいというのがあったんです。中身は真逆な、野性っぽいぶっ飛びキャラなのに(笑)。だからバラエティーとかでも、「でもアイドルってこうやから…」と考えるのは難しかったです。それが今ソロになると、「それが自分のらしさやし!」とどんどん出せるようになって、すごく楽しいしラクになりました(笑)。

白間美瑠さん

■もっと成長できる、しなければいけない、『QUEENDOM PUZZLE』

――先日、MnetがYouTubeに『QUEENDOM PUZZLE』の最初の登場シーンの動画を上げていました。その中で白間さんが『QUEENDOM PUZZLE』に参加する理由を語られていたと思いますが、改めてもう一度お伺いしてもいいですか。

 もうすぐ26歳になるんですけど、この年になっても新しく挑戦できるということが、自分にとって本当にチャンスがきたと思いました。『PRODUCE 48』のときから「韓国でやってみたいな」、「また挑戦してみたいな」という気持ちがすごくあったので、今回挑戦できる機会をいただいて、このチャンスを本当に掴みたい気持ちがまず1つです。

 それに、『PRODUCE 48』で、オーディション番組がめちゃくちゃ大変なのがわかったんですけど、それでも得られたものは本当に大きかった。だから「まだまだここからでも成長できるんだぞ!」というのもお見せしたいです。私はずっと新しい自分を見せていきたいと思っているので、『QUEENDOM PUZZLE』でまたどんどん新しい姿を見せていって、大きくなれたらと思います。

――今回最初にパフォーマンスされていた『SNAP』も、今までの白間さんのイメージとはまた違った印象でしたね。

『SNAP』は写真集で髪をバッサリ切ってから初めてのパフォーマンスでした。髪の毛の長さが違うと魅せ方や髪の毛の使い方も違うので、「やってやるぞ!」というのを見せつけられたらいいなと思って、パフォーマンスしていました(笑)。

――『QUEENDOM』での目標はもちろんデビューだと思いますが、出演者の皆さんもすごく強力なライバルになっていると思います。白間さんが、「これは他の出演者に絶対負けない!」と思うポイントは?

 出演しているメンバーさんがすごすぎて、ずっと圧倒されています。とりあえず頑張ってついていかなきゃ、やばいぞって(笑)。でもやっぱ目力です。表情管理は負けない。そこだけだと弱いですかね…でもそこは、負けないです。かっさらっていきます。表情は踊っていたら勝手に出てきますし、武器の目力は目からビームするような意識でやっています(笑)。

――Instagramで『QUEENDOM PUZZLE』への出演を発表したとき、「これから新しい私!成長する私!沢山お届けします!」とコメントを残されていましたが、今一番磨きたいスキルは?

 本当に全部です。まだまだ足りないですし、もっと成長できる、成長しなければいけないので、もう全部。『PRODUCE 48』のポジション評価でダンスが2位だった、あれも何でかわかんないですもん。私は一番底辺なので、もっと努力したいと思っています。

――『QUEENDOM』のプロフィールシートにもダンス、ボーカル、などを自分でメーター表示できる枠がありましたね。あれも全体的に低めな印象がありましたが…

 自信ないんですもん。ステージに立っているときは自信あるんですけど、いざステージに立ってない状態で自分を分析するとなると、劣っていると思うし、自分で「自信ある」とは言えないですね。でも、ステージにいるときだけは強気でいられます。

――『QUEENDOM PUZZLE』は最初に出演者のシルエットフォトが投稿されていました。シルエットの段階で「これ絶対みるるんだ」「美瑠絶対最後まで残って!」というコメントが世界中から寄せられていましたが、改めて世界中のファンに伝えたいことは?

 絶対に最後の7人に残りたいと思います。また色々な世界の方に届けられると思うので、たくさんの方に私を見てもらって、笑顔にできるパフォーマンスをできるように努力します。ぜひたくさん見ていただけたら嬉しいなと思っています。頑張ります。

――オーディション番組はファン同士が結託して“ファンダム”を作って応援しています。白間さんが応援のときに使ってほしい一言フレーズやハッシュタグはありますか?

 それ、考えてほしいです!やっぱ韓国の方って、そういうの考えるのめちゃくちゃ上手じゃないですか。何か目にまつわるもの…「美瑠」なので、みるみるとか、目にまつわる感じのをお願いします(笑)。

――それこそNMB時代のキャッチフレーズに「ねぇねぇ、みるの?みないの?」があったと思いますが、もしまた自己紹介フレーズを作るなら?

 このまんまがいいです、この自己紹介好きなので。今後はこれを韓国版にしたいですね(笑)。

――ちなみに『PRODUCE 48』時代にファンの方からいただいたメッセージで印象に残っているものは?

「花道だけ歩こう」という言葉がめちゃくちゃ刺さりました。日本では元々あんまり言わない言葉じゃないですか。そんな素敵な言葉があるんや、と思って。でも本当に韓国のファンの方も日本のファンの方も、熱い愛を送ってくださる。『PRODUCE 48』期間は特に応援してくださる皆さんの言葉が支えになったので、しっかり活動を通して恩返ししたいとすごく思っています。

白間美瑠さん

■七変化をする、2023年の白間美瑠

――“アイドル”という職業は、やっぱ大変な部分もたくさんあると思います。白間さんがアイドルをしてきて、辞めたいとか思った瞬間ってあったりしますか?

 辞めたいって思った瞬間はないです。「悔しいな」とか、「ちくしょう」と思うのが大きいですね。握 手会とかも、やっぱり他のレーンの子たちに並んでいるのが見えるんです。私は結構競争は好きなので、ライバルの子がいて、その壁を乗り越えたときの気持ち良さをやりがいに頑張っていました。

 挫折も初期の頃はダンスについていけてなくて、ダンスの先生に「もう出るな」とか言われたときは落ち込んでいました。でもそんな深く挫折はしたことないです。そもそも私がちょっと暗くなったらお父さんが「気合い入れろ!」と背中を押してくれる人なので、究極に落ち込むことはなかったです。

――先ほど「アイドルはかわいいもの」とおっしゃっていましたが、これだけは絶対に譲れない白間さんのアイドル観は?

 衣装はピンク!これは譲れない。私、もともと元気系なので衣装はオレンジとかが多かったんですけど、それがずっと嫌でした(笑)。だから自分がセンターになってから、ピンクが多いです。「やっとピンク勝ち取った!」という。

――NMBを卒業されても“アイドル”ではあるという感覚なんですか?それとももうNMBでアイドルらしいアイドルは卒業した?

 全然求められたらやります。やらせていただきます。でも“らしい”アイドルの部分はいっぱいNMBで見せてきたので、全然また違う色を見せられたらいいなと思いますし、たまにかわいいアイドルもできたらいいなと思います。かわいいアイドルも好きなので。でも、26ですからね…できると思っているんですけど…。なので、できる限りいろんな私を見せていきたい。2023年の白間美瑠は七変化で、毎回違う色の私をお届けしたいです。

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