エッセイスト、タレント・犬山紙子さんが選ぶ「既婚女性と未婚女性の溝に悩む人に効く本」

文芸・カルチャー

2019/11/9

本の世界には、あなたの現実のお悩みを軽くしてくれたり、生き方のヒントになる作品も数多くあります。今回は、エッセイスト、タレントの犬山紙子さんに、既婚女性と未婚女性の溝に悩む方におすすめの本をご紹介いただきました。

お悩み:未婚の私は、既婚の友人に溝を感じます

■選書したのは…

 タイトル通りの本で、阿佐ヶ谷姉妹のおふたりがのほほんと6畳一間でふたり暮らしをしているエッセイです。独身女性のふたり暮らしエッセイ……「結婚もできない女ふたりが寂しく〜といった自虐なのかな?」と思ってしまう人もいるかもしれませんがそうではありません。一緒に住みたいから住んで、ご近所さんからも愛されているふたり。「いびきがうるさい」だとか「原稿がかけなくて悩んでいたらみほさん(ツンデレ)がえりこさんの好物を作ってくれた」とか「相手の見ているYouTube」とかそう言ったことが綴られています。

 きっとおふたりはこの本を書くにあたり「多様性」だったり「女性の生き方とは」みたいなところは意識されていないと思います(もし意識されていたらとても上手にそれを感じさせないように書かれていると思う)。でも、何気ない日常のエッセイから滲み出る女性ふたり暮らしから、属性では決して括ることのできない人の幸せと魅力が胸いっぱいに膨らむのです。

■処方した書籍

『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』(阿佐ヶ谷姉妹/幻冬舎)