妊娠と出産の“ちょうどいいタイミング”っていつ？ 37歳女性のリアルな悩みに切り込む『子どもが欲しいかわかりません』が「共感しかない」

　結婚して子どもを授かり、家庭を築く。誰に言われるわけでもなく、いつしか勝手に訪れるイベントだと思っていた人は少なくないだろう。そんな現実と向き合う夫婦の葛藤を描いているのが、「レタスクラブ（WEB）」で連載中の大町テラス氏によるマンガ『子どもが欲しいかわかりません』だ。

　著者の大町氏は、イースト・プレスのWebメディアで連載された『お熱いのがお好き？』でデビュー。近年流行している「サウナ」を題材にしたマンガで、サウナを通して人生のモヤモヤを解消していくバツイチ女性の様子を描いている。

　さらに2023年1月には、自身が体験したコロナ禍の子育てをエッセイ化した『ハラがへっては育児はできぬ』の単行本1巻が発売。食べることが大好きだという大町氏が育児の傍らグルメを楽しむ内容となっており、作中には子育て中でもマネしやすい簡単なレシピも紹介されている。

　そんな現代のリアルを描いた作品を世に送り出している大町氏は、2023年10月19日（木）より生活情報サイト「レタスクラブ（WEB）」で『子どもが欲しいかわかりません』の連載を開始した。主人公のカナコは、ごくフツウの家庭で育ったという37歳。マッチングアプリで知り合ったリョウと結婚し、仕事も趣味も充実した毎日を過ごしていた。

　しかし40代を目前に、ライフステージが次々と変わっていく友人たちを見て戸惑ってしまうカナコ。妊娠と出産は当然のようにいつしか自分にも訪れると思っていたが、気づけば高齢出産と言われる歳に。加えて「子どもが欲しい」や「子どもがかわいい」と心から思ったことがなく、自分が母親になっても後悔しないのか、子どもを授かる資格があるのかと葛藤していく――。

　カナコはマッチングアプリのプロフィール欄の「こどもが欲しいか」という項目にて、「わからない」と回答していた。一方のリョウは「相手と相談して決める」と記載しており、結婚後も「カナがいいと思えるタイミングに合わせるよ」と急かしているわけではない。

　つまりカナコに一任されているわけだが、彼女は「私の責任超重大じゃない!?」とポツリ。そもそも、「今ならいい」と思えるタイミングなどわかるはずもなく……。

　そんな夫婦の問題に一石を投じた同作。SNS上では、「もう共感しかない」「まさに現代リアルの参考書じゃん…」「子どもが欲しいかわからないのまんま私だ（笑）」とシンパシーを感じる読者が続出している。

　なお、同作は毎週木曜日19時頃に更新予定。連載は全18回を予定しているが、果たしてカナコとリョウはどのような決断を下すのだろうか。

■『子どもが欲しいかわかりません』概要
著者：大町テラス
更新日時：毎週木曜日19時頃
連載一覧：https://www.lettuceclub.net/news/serial/13582/