猛暑も撃退! カレーまんがに登場する最強のカレーはどれだ

マンガ

更新日:2013/7/17

 夏といえば、やっぱりカレー! 合宿やキャンプでも欠かせない定番メニューとして知られているし、夏バテ気味で食欲が出ないときでもカレーなら食べられるという人は少なくないはず。そんなふうに大人から子どもまで幅広く愛されているカレーだが、その中でも最強のカレーとは一体どんなものなのか? カレーや辛い料理にまつわる物語をまとめた『カレー&辛味よみがえるスパイスの香り』(思い出食堂/少年画報社)や、カレー大好きな女子高生たちがあらゆるカレーを食べつくす『カレーの王女さま』(仏さんじょ/芳文社)から、思わず食べてみたくなる最強のカレーを紹介しよう。

 『カレーの王女さま』の主人公は、カレー留学で来日した王女ヴィッキー。彼女はカレーが切れると暴れだしてしまうので、いつでもどこでもカレーが欠かせない。そんなヴィッキーと同じように、いつでもどこでもカレーを楽しみたい人におすすめなのがカレーパンだ。カレー味のスナックやキャラメル、ラムネなど、持ち運べるものは多々あるが、やっぱりカレーの味と食感も楽しめるのはカレーパンだけ。いつでもどこでもカレーを食べていたい人にとって最強なのは、間違いなくカレーパンだろう。

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 また、どんな具材とでも相性がいいカレーにはオリジナリティー溢れるカレーが多い。『カレー&辛味よみがえるスパイスの香り』にも、トンカツとキャベツが乗った金沢カレーやごはんとカレーを混ぜ合わせて生卵をのっけた大阪名物自由軒のまぜカレーが出てくる。しかし、もっと意外なメニューも登場するのが『カレーの王女さま』。ルーが青色の「オホーツク流氷カレー」にクマやエゾシカ、アザラシの肉を使ったカレー。カレー饅頭に味噌カレー牛乳ラーメンなんてものまで食べているのだ。彼女たちの反応を見る限り、もっとも勇気のいる最恐のカレーはアザラシカレーかも?

 そして、デートで食べるときに最強なのはドライカレーだそう。『カレー&辛味よみがえるスパイスの香り』の「ドライカレー」で登場するおじいちゃんによると、普通のカレーは「カレーとご飯をうまい事混ぜなあかん」ので「食べるだけで必死」になってしまう。でも、ドライカレーならどこを食べても同じカレー味なので「色々気にせんと食べられる」し、「おしゃべりにも集中できる」のだ。彼女や彼との会話を楽しみたいデートでは、もってこい。みなさんもデートの際、食べるメニューに迷ったらドライカレーを選んでみては?

 でも、やはりなんといっても外せないのが家のカレー。家ごとに味も具材も違うので、おふくろの味としてカレーをあげる人も少なくない。『カレー&辛味よみがえるスパイスの香り』では、「最後にチョコレートを二片入れる」とか福神漬けをミキサーにかけて入れるという家。唐辛子をふんだんに使った超激辛カレーに、小麦粉とカレー粉、塩と醤油で味付けをした昔ながらのライスカレーも登場する。たしかにお店で食べるカレーやレトルトカレーもおいしいけど、小さい頃から食べ親しんだ家カレーに勝てるものはないのかもしれない。

 みなさんにとっての最強のカレーは何ですか?

文=小里樹