もはや自撮りサギ! ○○を置くだけで部屋が広く見える?

生活

公開日:2013/10/8

 「メグメグの好奇心♪♪収納インテリア」というブログで人気を集めるカリスマ片づけブロガーのmegru。「ヒルナンデス!」でも取り上げられた彼女の収納術には、ブログ読者から「実際はこんなに狭い間取りだったなんて!」と驚嘆の声があがるほど。顔の自撮りサギはよく言われるけど、お部屋を「実際より広く、かわいく」見せてしまう彼女の片付け術とは、一体どんなものなのだろう? 先月発売された『メグメグのシンプルかわいい片づけ生活』(megru/主婦と生活社)からいくつか紹介しよう。

 まず、部屋を広く見せるためにはいくつかのポイントがあるそう。ひとつは「基本のインテリアは白」で統一。そして「カーテンは無地」のものにすること。作者はカーテンも白で統一しているそうだが、明るい色は膨張色なので、それだけで実際より広く見せることができるという。おまけに、色を抑えることで生活感を消すこともできる。でも、インテリアまで白やシルバーにしてしまうと「なんとなくぼやけた印象」になってしまうので、あらかじめテーマカラーを決めてあげるといいんだとか。ちなみに、彼女は壁やソファといった面積の大きいものを白でまとめ、ファブリックパネルやクッションに赤や青などの差し色を使っている。特に、入り口から目に入る壁にカラフルなパネルを飾ることで、メリハリをつけるだけでなく、視線を引きつけて奥行きも感じられるようにしているのだ。

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 また、窓際に「鏡を置く」だけでも部屋を広く見せることができるんだとか。映り込む外の景色でより広く見えるだけでなく、光も取り込めるので明るさも同時に取り入れられる。それに、「低い家具を選ぶ」ということも意外と効果的。視線を遮るものが少ないほど広く見えるし、さらに窓に近い奥に行くほど低い家具を置くようにすると、視線が自然に流れるのでよりよいそう。

 限られた収納スペースを有効活用するという点で意外と侮れないのが、扉裏。キッチンの扉裏にはコーヒーカプセル。靴箱の扉裏にはお客さん用のスリッパ。クローゼットの扉裏にはスカーフやネクタイ、ベルトといったように、細々したものを収納するバーなどを自分で作って、スペースを確保しているのだ。ものを詰め込みすぎるのは良くないが、収納スペースが多いに越したことはない。

 さらに、家具や雑貨はメーカーや色を揃えるのではなく「家具のラインを揃える」ことも部屋をすっきり見せるうえで重要なこと。部屋を広く見せようとすると、壁にくっつけて家具を置こうとしがち。でも、実はその凸凹がゴチャついた印象を与える原因になってしまうのだとか。そこで、あえて部屋のドアと食器棚の上のラインを揃えたり、冷蔵庫と食器棚、ゴミ箱などの前面を揃えることで、すっきり見せることができる。

 こういったポイントを押さえて片づけていけば、あなたの部屋も自撮りサギできるくらい素敵な場所になること間違いなし!

文=小里樹