東野圭吾×実業之日本社文庫 書き下ろし最新刊 『疾風ロンド』刊行

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/23

 2013年秋に創刊3周年をむかえた実業之日本社文庫から、東野圭吾氏のミステリー新作『疾風ロンド』が刊行される。

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 同作は単行本の刊行を経ずに文庫本から刊行される。これは「いきなり文庫」としてミリオンヒットを記録した『白銀ジャック』から3年ぶりとなる。

 文庫の書き下ろし自体は、時代小説や官能小説、あるいは若手作家の作品では珍しくないが、東野作品の文庫書き下ろしは異例。東野作品の文庫書き下ろしは、1996年の『名探偵の呪縛』(講談社)以来17年ぶりで、ミリオンセラー作家に仲間入りして以降は初の試みとなる。

 拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれ、犯人は引き換えに3億円を要求する。手がかりは、スキー場らしき場所に写ったテディベアの写真のみ。犯人との交渉はどう展開するのか。圧倒的なスピード感を持ったエンタメ作品になっている。

 そして刊行を記念して、『疾風ロンド』『Ski』『SnowBoarder』を読んでゲレンデへ行こう!キャンペーンが実施される。実業之日本社の定期刊行物『Ski』『SnowBoarder』、全国の有名スキー場とのタイアップにより、東野圭吾直筆サイン入りスノーボードやスキー場のリフト券が当たるキャンペーンを開催予定。詳細は後日、実業之日本社ホームページにて発表される。

■『疾風ロンド』 東野圭吾 実業之日本社 680円(税込)