第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞 最終候補作発表!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/23

 第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞、最終候補の5作品が決定した。

advertisement

 ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞とは、2005年にスタートし、昨年募集分までで7回を数えた「ダ・ヴィンチ文学賞」に代わって創設された文学賞。本の情報誌『ダ・ヴィンチ』らしく、「本にまつわる物語」を対象とした文学賞だ。本がストーリーの中で重要なアイテムとして使われていたり、書店や図書館が舞台だったり、作家が重要な人物として登場するなど、ストーリーの中で本にまつわる要素が含まれていることが求められる。

 第1回目となる今回は全部で219作品の応募があった。1~3次まで選考が重ねられ、最終候補5作品が下記のとおり決定した。この5作品を対象に100名の読者審査員、および、書店員審査員による選考がスタートしている。

 選考結果は2013年12月27日(金)、「ダ・ヴィンチ電子ナビ」にて発表されるほか、『ダ・ヴィンチ』2014年2月号(1月6日発売)誌上でも発表される。大賞受賞作には賞金100万円が贈られ、さらに受賞作(を含んだ作品集)は書籍化されることが決まっている。大賞のほかにも優秀賞・読者賞・特別賞なども別途検討されているということだ。

●最終候補5作品(著者名五十音順)
『すべてラブレター』背群 磐(せむれ・ばん)
『カサンドラの予言』日野原 爽(ひのはら・そう)
『初恋は坂道の先へ』藤石波矢(ふじいし・なみや)
『眠る倉庫の役割』溝地めぐる(みぞち・めぐる)
『イワレ奇譚』やながさわ かだ

 現在発売中の『ダ・ヴィンチ1月号』では上記の最終候補および3次選考作品が発表されている。
 詳しい情報は第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞最終候補作発表ページで確認してみてほしい。