あなたに必要なのはヒラメキ力! 頭のいい小学生が解いているパズルで発想力を磨け!

暮らし

更新日:2014/8/22

 

 またまた突然ですがこのパズル問題、あなたは解けますか?

【問1 反射型発想】□にひらがなを入れて、前から読んでも後ろから読んでも同じになるようにしてください。

 

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反射型発想

 

 

【問2 注意型発想】ロープを使って無人島まで行くには?

真ん中に無人島が浮いている湖があります。この無人島には木が1本生えています。また、湖のほとりにも木が1本生えています。湖はとても深く、木から木まで80メートルあります。湖をわたって、ほとりから無人島まで行こうと思っている人がいますが、この人は泳げません。ただし、300メートルのロープを1本持っています。さて、どうすれば無人島まで行けるでしょう?(小学生の正解率:低学年38% 高学年50%)

注意型発想

 

 

【問3 想像型発想】ショートケーキの日は何日?

毎月、ある日が「ショートケーキの日」と決まっています。さて、それは何日でしょう? もちろん、ちゃんとした理由があります。(小学生の正解率:低学年35% 高学年40%)

想像型発想

 

 これらは『大人に役立つ!頭のいい小学生が解いているパズル』(松永暢史、星野孝博/KADOKAWA メディアファクトリー)に続いて刊行された『大人の脳を活性化!頭のいい小学生が解いているヒラメキパズル』(同)から選出したもの。前作では、試行錯誤して問題解決するときの5つの思考術に基づくパズルが紹介されていましたが、今作では、まったく異なった頭の使い方である発想力を鍛えるパズルが紹介されています。今、企業の求人などでは「豊かな発想力がある人材を求む」とよく書かれているように、求められているのは「次にすることを思いつく力」を持った人なのです。「発想」の練習をすることは、大人になってからはもちろん小学生のときから行うのも非常に意味があると言えるのです。

 

『大人の脳を活性化!頭のいい小学生が解いているヒラメキパズル』(松永暢史、星野孝博/KADOKAWA メディアファクトリー)
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 まず、前作の5つの思考術とはどのようなものかおさらいすると、

・知識と経験で直感的に解いていく『はしご型思考』
・わかったことを積み上げながら解いていく『ピラミッド型思考』
・ルールを作って、もれなく1つずつ確認しながら解いていく『しらみつぶし型思考』
・答えを予測し、逆算して解いていく『リバース型思考』
・無駄なものを省いたり、わかりやすく置き換えて解いていく『単純変換型思考』

 これらを元に作成されたパズル問題を毎日解いていくと、多様な思考術をバランスよく鍛えることができ、日常の経験不足やこれまでの経験が役に立たない場合に、ベストな思考や判断を脳が行えるようになる。といったのが前作でした。

 今作では、問題を解決することから一段階進めて、新しい発想のための4つの発想術を紹介しています。

反射型発想』…過去の経験・記憶から、直観的に答えを引っ張り出してくる
注意型発想』…問題に隠されたカギを注意深く読み取って、それをヒントに考えていく
想像型発想』…知識や経験でつなぎ合わせた問題のイメージを膨らませながら考えていく
分析型発想』…問題をよく観察し、見つけ出したルールや法則をヒントに考えていく

 一見取っかかりがなくてどうしたらよいのかわからない問題でも、何かがひらめいて問題が解けることがあります。この「ひらめき」も「発想」するということです。ではなぜ「ひらめき」が起きるのでしょうか。

 ひらめくということは、それまで考えていたことが全然別のことに結びつくということ。何かをしつこく考え続けるとその対象は徐々に映像化されてくっきりイメージできるようになり、そうなると普段つながらなかった遠いもの同士を直観的に結びつけることができるようになります。

 発想力は、夢見る力や想像力にも繋がっていきます。そして発想力を伸ばすためには「学び」によって身に付くものではなく「遊び」の時の自由でユニークな頭の動きで身に付くものです。パズルで「遊び」ながら発想術を体感してみましょう。

 本書ではヒントが4段階に分けて提示されます。最後のヒントを見て答えがわからなくてもすぐに回答を見ないことがポイントです。自分で気づくことが「発想」には重要になってきます。

【問1のヒントと解答】
【問2のヒントと解答】
【問3のヒントと解答】

 あなたは全問分かりましたか? 本書ではここで紹介した3つのパズルの他にも、ルールや法則を見つけ出して解く「分析型」のパズルなどさまざまな問題を収録しています。