しんどくない! 母も子どもも心地いい部屋の片付け方

生活

公開日:2015/1/2

 女性に人気の習い事ランキングで5年連続で順位を上げてきているのが「心理カウンセラー」(スクール情報誌「ケイコとマナブ」調べ)。耳なじみのない講座だが、関係者によると「子供とのコミュニケーションに悩む母親が増えている」のが人気の一因のよう。

 確かに母と子の関係やコミュニケーションで悩む例は多い。女子アナ小島慶子氏も『解縛:しんどい親から自由になる』(新潮社)で、母からの束縛に悩む「母がしんどい」自分自身を描いている。

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 一番近い存在である母と子。その関係がスムーズにいく方法はあるのだろうか?

 そんな中「部屋の片付け」で親と子が心地よくなる方法を教えてくれるのが『片づけられる子ども部屋 ママと子どもの心地いい収納』(鈴木尚子/KADOKAWA メディアファクトリー)

 何度片付けても部屋をちらかす子供。叱りつかれてあきらめる親。よくある光景だが、なぜこうなるのだろうか?

 著者の鈴木尚子氏によると「実は親と子の効き脳のタイプが違うから」だそう。親子であっても、左脳タイプか右脳タイプか効き脳は全く異なる。それが違ってしまうと、そもそも「どれとどれを一緒にするのが気持ちいいか(色? 形? ジャンル?)」や「しまうのが簡単な方が合理的と考えるか/取り出すときに簡単な方が合理的と考えるか」など、片付け方のタイプが違えば、脳がそれにブレーキをかけ、片付けることがとても億劫になってしまうそう。

 事実、脳のタイプの違う兄妹に著者自身が別々の収納法を伝えたところ、全く違う方法ながらどちらの部屋も子供たちだけで片付けて、その状態がキープできているそうだ。

 親と子であっても、何より相手と自分の脳のタイプが違うことを理解することが大事だ。「片付けなさい!」と怒ってばかりの生活から家族全員が心地よくなる生活へ、片付けられないあなたも一度ためしてみてはいかがだろうか?