思わず“ありがとう”と思える、新宇宙人説! 『UFOに乗った! 宇宙人とも付き合った!』

文芸・カルチャー

2015/1/29

宇宙人は実在するのか? 1950年代以降、飛行技術や写真技術の発達とともに、UFOの存在は世界に広まった。UFO遭遇談には、宇宙人と対面したという人もいる。そのなかにはアブダクション(誘拐)などと、物騒なエピソードがあることはご存じだろう。

しかしそれは海の向こうの話しばかりではない。ここ日本でも、宇宙人とコンタクトを取っている人がいるのだ!

宇宙人に出会い交流した人物とは、工芸作家であり、宇宙人とのコンタクティである、津島恒夫氏。中学生のころUFOを目撃したことを皮切りに、数多くの遭遇。さらには宇宙人と交流も行っている。この度、その体験をまとめた著書『UFOに乗った! 宇宙人とも付き合った! 僕のコンタクティとしての半生の記録』(ヒカルランド)を出版した。

宇宙人が地球に来る理由とは?

地球外生物との交流なんて、頭がおかしいと思うかもしれない。だが、津島氏は48歳まで、大手生命保険会社に勤めていた人。1996年に天命に目覚め、宇宙からのメッセージを伝えることに専念した。

津島氏の体験では、宇宙人は様々な種類がいるという。「グレイ」に代表されるような、目が大きい人型の種類だけではない。昆虫型・魚型・植物型の宇宙人がおり、驚くことにしょっちゅう地球を訪れているという。

多くの宇宙人のなかでも、津島氏がもっとも重要視するのが、神様宇宙人と呼ぶタイプ。人間とほぼ同じ外観で、美男美女が多いという。彼らが地球にくる目的は「アセンション(上昇)」だという。

「“惑星地球の次元上昇”を指します。…要は3次元から5次元へ、物質世界から精神世界への昇華を図ることです」

要約すると、個々人の欲望ばかりを追求するのではなく、地球全体で分かち合う気持ちを持つこと。そして唯一無二の地球を大切に扱って欲しいとのこと。

宇宙的視野に立てば、地球は希有な存在だ。だが、銀河を航行できるほどの技術力を持つ宇宙人は、なぜそこまで地球に固執するのだろうか。その答えも著書に記してある。

「宇宙人はそれこそ何億年も前に地球に到達していわば“テラフォーミング”を行ってきた。テラフォーミングとは、人為的に惑星の環境を変化させ、人類の住める星にすること」
「地球の改造を行った宇宙人たちは、最後に“地球人”を創り出す。彼らと地球原種との交配、あるいは遺伝子操作によるものだ。ただ、ここでの原生種も(宇宙人の)クローンなどによるから、地球人=宇宙人となるのかもしれない」

居住地を拡大させてきた宇宙人は、地球にたどり着き、環境を整えそこへ定住した。つまり宇宙人とは我々の祖先に当たるのだ! そのため、祖先が苦労して最適化した地球を環境破壊などで壊さず大切にして欲しいとのこと。このメッセージを広めることが、津島氏の天命だという。

合わせて読みたい対立著書

著者の話を“電波”と片付けるのは簡単だ。だが、人畜無害でしかも環境にいい啓蒙なんて素晴らしいではないか。この本には、津島氏のUFO搭乗記のほか、UFOの史実、量子力学的に見たテレパシー、竹取物語宇宙人説などなど、宇宙人にまつわる盛りだくさんの情報が詰め込まれている。いわば、宇宙界情報を1冊でキャッチできるのだからお得感は高い。

それでも、モヤモヤが残る人には、この本を合わせて読むとさらに楽しめるだろう。スーザン・A・クランシーが書いた『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』(早川書房)。すでに絶版だがこちらも別な側面から宇宙人を検証した本である。

津島氏とは、真っ向対立の意見だ。こちらの意見を知るとまたさらに、津島氏の意見も、面白さが増す。

正直、宇宙人なんて日常生活にはどうでもいい。だが、夜空を見る度、また宇宙人のテレビ論争を見る度に、クスリと思える知識を提供してくれるこの著書には感謝だ。まさしく津島氏の主張通り、空に自然に生き物に、すべてに「ありがとう」と思えてくる。いい教えだ。

文=武藤徉子