音楽と朗読で体感する サン=テグジュペリ『星の王子さま』の世界

文芸・カルチャー

2015/6/3

  • 『星の王子さま』

 ぼく、星の王子さま、キツネ、バラ…といったキャラクターが、不思議で温かい物語を織り成す『星の王子さま』(岩波書店)。フランス人作家のサン=テグジュペリの小説は、児童文学でありながらも哲学的な内容で幅広い年代に愛され続け、日本国内累計600万部で国内児童書最大の発行部数を誇る永遠の名作だ。2015年11月には、3Dアニメ映画「リトルプリンセス~星の王子さまと私」が公開予定となっており、今また『星の王子さま』への注目が集まっている。

 そんな中発表されたのが、『星の王子さま』初の全編オーディオブック化だ。栄えある作品の朗読を担当するのは「それいけ!アンパンマン」のバタコさん、「魔女の宅急便」のジジ役で知られる声優の佐久間レイ。個性的な登場人物を様々な声色で表現する。また、作品中に使用される音楽は、ウィーンにてフィルハーモニーのメンバーと交流コンサートに出演するなど、海外でも活躍しているピアニストの佐田詠夢(さだえむ)が結成した音楽ユニット「ELLE」。本作のため書き下ろされたオリジナル曲を提供している。

朗読・佐久間レイ(声優)コメント
もしかしたら 自分にも起こるかもしれない…と思うとワクワクします。今夜あたりあなたの街の上に小さな星が輝いて、見た事の無い子供が話しかけてきたら、それはあの王子さまかもしれません。どうぞ心で聴いてお楽しみください。

作曲/演奏/音楽監修・佐田詠夢(ELLE)コメント
子どもの頃から星の王子さまは憧れの作品でした。原作の真心をどうしたら音で伝えられるか悩みましたが、私に出来る精一杯、気持ちを音にしました。幸せな時間をありがとうございました。

愛宕編集長(岩波書店・児童書編集部)コメント
1953年の初版発行以来、長年親しまれてきた『星の王子さま』は、岩波少年文庫の中でも特別な作品です。これまでも音声化の取り組みはありましたが、作品全編を音声でお届けできるのは今回が初めてです。オーディオブック化を機会に、新しい『星の王子さま』の魅力を、より多くの方にお楽しみいただければ幸いです。

 届いたコメントからも、作品に対する愛や、作品自体の温かさが伝わってくる。まだ読んだことがない方は、朗読や音楽から作品の世界に触れてほしい。何度も読み返すほど好きな方は、小説版とは異なる新たな『星の王子さま』を感じてみるのはいかがだろうか。

オーディオブック版『星の王子さま』
提供開始:2015年5月29日(金)
著:サン=テグジュペリ
訳:内藤濯
価格:1,296円
時間:3時間13分
出版社:岩波書店
製作元:オトバンク
提供:日本最大のオーディオブック配信サービス「FeBe(フィービー)」
⇒FeBe『星の王子さま』ページ

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