これで痩せなきゃ、あきらめろ! 未経験者から、究極の不食家まで「断食本」特集

ダイエット

2015/8/12

 海に、花火に、フェスにと、楽しいイベントが目白押しの夏ですが、唯一問題があるとすれば、それは薄着にならなければならないということ。体型が出やすい服装は、それだけ人の視線にさらされやすいということですが、自信を持てる体型になるにはダイエットが必要不可欠。でも、いまからジョギングしたってもう間に合わない……。そんなあなたにオススメしたいのはズバリ「断食」。食事制限に勝るダイエットなどないのです。しかも、断食は痩せるだけでなく、デトックスをはじめ、素晴らしい効果が盛り沢山なのです! 

【未経験者向け】なんとなく断食に興味がある人はまず、この1冊

▲尾山奈央『1年で20キロやせた私が見つけた 月1断食ダイエット』(リンダパブリッシャーズ)

 いきなり断食と言われても、いったい何から始めれば……。というあなたにまずオススメしたいのがこちらの一冊。結婚してからわずか4年で26キロも太ってしまった著者が、一念発起してダイエットを決意し、見事1年で20キロも痩せるまでの日々が綴られている。ジム通いは早々に挫折し、無類の食事、飲酒好きであるにも関わらず、断食を決意。知識不足により一度は誤った断食法で失敗しながらも、トレーナー指導の下、試行錯誤の末に自分に合った方法を見つけていくという、まさに断食未経験者向けの内容になっている。また、本業として脚本家の顔を持つ著者ならではのコミカルなエッセイ風の文章は読み物としても楽しく、実行する気はないけど興味はある、という方にもピッタリ!

 

【初心者向け】イギリスで愛され世界的ベストセラーとなった、断食のグローバルスタンダード!

▲マイケル・モズリー博士&ミミ・スペンサー『週2日 ゆる断食ダイエット』(幻冬舎)

 あなたがもし断食を決意したのならば、入門書として本書が手元にあればまず間違いない。イギリスで出版され、UK版Amazonの総合ランキング1位に輝いた本書は、断食入門のグローバルスタンダードと呼ぶに相応しい、極めて実践的な1冊となっている。その方法はいたって簡単、1週間のうち2日間だけ、「ゆる断食」として低カロリー食事をとり、あとの5日間は好きなものを好きなだけ食べていいというものだ。考案者のマイケル・モズリー博士によって医学に基づいた解説がなされ、この「ゆる断食」がその他の食事制限ダイエットと比較してどのように優れているのかが、わかりやすく説明されている。さらに、日本語版の限定付録として、男女別に低カロリー食のレシピがフルカラーで紹介されているのも嬉しい。

【中級者向け】超有名人たちを指導した、断食界の第一人者の必読の一冊

▲山田豊文『脳がよみがえる断食力』(青春出版社)

 正しく断食をすれば痩せるのは当たり前、疲弊した体の健康を取り戻し、デトックス効果も抜群。しかし、断食の素晴らしさはそれだけではない。本書の著者は長年にわたって数多くの人々に断食を指導してきた、まさに日本断食界の第一人者だ。その教え子には、元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏やアントニオ猪木氏、歌手の美川憲一氏などもいる。彼らの断食はダイエットの為ではない、身体能力の向上と、脳の眠った力を引き出す為なのだ。本書では私たちが日常的に行っている「食事」という行為がいかに身体と脳のパフォーマンスを貶めているかが、科学的に紹介されている。山田式ファスティングはこれまで多くの成功者を世に送り出してきた。次はあなたの番かもしれない。

【上級者向け】僧侶も絶賛する断食。体、脳だけでなく、心にも良い!

▲野口法蔵『直感力を養う坐禅断食』(七つ森書館)

 そもそもの断食の起源は宗教的な儀式にあった。世界中のあらゆる宗教の中で、修行の一環として断食は取り入れられてきたのだ。本書の著者は臨済宗の僧侶で、みずからも毎年年末に一週間の断食修行を行うのだという。著者が、断食を推奨する理由は、「直感力」を磨くためである。本書では、断食を取り入れた修行が雑念を取り払い、心身ともに良い影響を与えるのだということを、世界中の宗教家、聖人たちを例に挙げながら紹介している。あえて言うのであれば、彼らが行うのは心のダイエット(もちろん体も痩せるが)なのだ。心から余分な毒気が抜けることによって、本来の能力である直感力が取り戻されるのだ。

【究極の断食=不食】「人は食べなくても生きられる」極限の実験生活を綴った、究極の断食本

▲山田鷹夫『無人島、不食130日』(三五館)

 まず、お断りしなければならないのは、この本に書かれている内容はあまりダイエットの参考にはならず、そして決して真似をしないで欲しいということ(というより、真似するのは不可能だと思いますが……)。本書は「実践思想家」山田鷹夫氏が自らの肉体を使った人体実験の記録である。その実験とは「無人島で130日間何も食べずに過ごすこと」著者は人間が食事をしなくても生きていけるという、「不食」を提唱する思想家であり、自らそれを実践しているのだ。西表島の離島に体一つで上陸してからのサバイバルの日々はまるで冒険小説を読んでいるような迫力すらある。この実験結果は、是非とも本書を手に取り、あなたの目で確認してほしい。

 いかがだったでしょうか? お手軽な入門編から、究極の不食まで。ご紹介してきたそれぞれの断食本はどれも個性の異なる書籍でしたが、ひとつだけ共通してすべての書籍に書かれていることがあります。それは、「やがて、断食が楽しくなっていく」ということ。食べないことは辛い、という固定概念が崩れた先に、見える景色はいったいどんなものなのでしょうか?