「今までで1番かわいい龍馬」キャリア20年のベテラン俳優・神木隆之介が坂本龍馬に挑戦！

　「pixivコミックス」にて連載中の黒江S介の『サムライせんせい』。同作は2015年10月より、関ジャニ∞・錦戸亮を主演に迎えての実写ドラマ化が決定しているが、同ドラマに神木隆之介が坂本龍馬役で出演することが決定した。批判を集めやすい実写ドラマ化、しかも歴史上の人物の中でも人気の龍馬ということで、批判も聞こえてきそうだが…。

　「赤ちゃんの頃、重病にかかるも奇跡的に助かり、生きている証を残したいと母親が事務所に応募した」と、芸能界入りのきっかけを語っている神木。1995年、CM出演により僅か2歳でTVデビューを果たし、宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」の坊役で“天才子役”として広く知られるようになった。22歳にして芸能活動20年のベテラン俳優・神木は、キャリアの中で多くのマンガ原作の実写作品に出演している。

　荒俣宏（原作・原案）＆水木しげる（作画）の『妖怪大戦争』では、ひ弱な都会っ子のタダシ、『金田一少年の事件簿』のコンビ・天樹征丸（原作）＆さとうふみや（作画）の『探偵学園Q』では、推理力に長ける中学生・究、浦沢直樹の『20世紀少年』では物語の鍵を握るカツマタくん、和月伸宏の『るろうに剣心』では笑顔で人を斬る瀬田宗次郎、と主要キャラクターだけでもこれだけのマンガ原作作品に出演。また、間もなく公開となる大場つぐみ（原作）＆小畑健（作画）の『バクマン。』では、マンガ家（原作担当）を目指す秋人を演じるということで注目が集まっている。

　多くのマンガ原作に出演してきた神木が、次に挑むのは『サムライせんせい』。しかも、原田芳雄、内野聖陽、福山雅治ら有名俳優が、これまで幾度となく演じてきた坂本龍馬である。歴史上の人物としても人気が高い上に、過去の俳優と比べられてしまう龍馬だが、神木が演じることに否定的な声は少ないようだ。

　それどころか、「観ようか迷ってたけど、神木くんの龍馬で観る決意が固まった！」「神木くんは本当にいい俳優になった。期待大」「今までで1番かわいい龍馬になりそうだね！」など、多くの人が神木版龍馬に期待を寄せており、歴史ファンですら、「本来、龍馬はこのくらいの年齢の子がやるべき」「現代っ子のNew龍馬はとてもいいと思う」と太鼓判を押すほど。また、『るろうに剣心』で見事な殺陣や演技を見せていることもあり、「るろ剣も良かったし、絶対に大丈夫だね」「瀬田宗次郎やってる安定感」といった声も見られた。

　今回、神木が演じる龍馬は、錦戸演じる主人公・武市半平太より一足早く現代にタイムスリップしてきたという設定。すでにジャーナリスト・楢崎として、現代に溶け込んでいるという役どころに対し、「僕に足りない“すごく強そうな迫力”はなくても大丈夫だなって、少し安心しました」と笑顔で語っている。一風変わったかわいい龍馬に注目したい。

■『サムライせんせい』2巻
著：黒江S介
発売日：2015年9月10日（木）
価格：656円（＋税）
出版社：リブレ出版