1日1食で「頭が冴える」「集中力がアップする」「加齢臭が消える」!? 超少食派が“できる”理由

ビジネス

2015/11/6

 人間の本能に「食欲」がある。腹が減っては戦ができぬとはいうが、タモリやビートたけしは1日1食。さらに、アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマなどの著名人はみなこぞって「超少食派」であると力説するのは、書籍『できる男は超少食』(船瀬俊介/主婦の友社)である。

 同書によれば、超少食派が“できる”理由は「長寿遺伝子」にあるという。1999年、マサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士により発見されたサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)は、カロリー制限、つまり「空腹感」により活発化されるため、いつまでも若々しくいられるというのだ。

 そもそもの老化の原因を「遺伝子の“傷”」と唱える同書は、「長寿遺伝子が発動すると、全身細胞の遺伝子に“保護層”ができ、活性酸素などから遺伝子を守ります」とその仕組みを解説する。

 ただ、毎日3食をきっちりと心がけていた人が、いきなり食べるのを制限するのは難しいだろう。そこで同書はまず「朝ごはんを抜く」ことから始める方法をすすめている。

 胃を空っぽにして休ませるため「前日の夕食から、翌日の昼食まで18時間以上あいている」のがポイントで、例えば、前日の19時に夕食を済ませたなら、昼食は翌日の13時に取るのが好ましいという。

 しかし、どうしてもお腹がすく場合にはお茶や水を飲み、コーヒーや紅茶であれば糖分や脂質を控えるため、砂糖やミルクを入れない。血糖値が下がり、万が一フラフラした場合には無理をせず、朝食の量を減らすところから少しずつ始めてみるのがよいそうだ。

 次第に身体が慣れてきたら、昼食または夕食どちらからのみを食べる生活に切り替えてみる。ただ、1日1食とはいえ「その量は腹八分目にすべき」と提唱する同書は、中世のイタリアで“極少食”として知られた貴族、102歳の天寿をまっとうしたコルナロ翁の教訓を引用している。

「食事の回数を、1日1度に限ってはいるものの、その1度の食事では、満腹するまで食べる者たちがいる。これも消化という点からすると適切ではない。1度に大量の飲食物をとると、胃はこれを消化できないので、悪気を生じ、血液を汚す結果となる」

 2食を抜いた“断食状態”の中で一気に食べ物をかきこめば「胃腸に負担になる」とも続ける同書は、もう1つのアドバイスとして「就寝2時間前は、食べてはいけない」と解説する。

 その理由を「胃の中に何かとどまっていると睡眠の質が低下し、熟睡を妨げる」と説明する同書はさらに、残業などのやむをえない事情をのぞき、できれば「22時就寝を守る」ようすすめる。これは「22時から2時までは、細胞が生まれ変わる“ゴールデンタイム”」であるからだという。

 近年、プチ断食やファスティングへ関心を寄せる声も多い。その大半は美容や健康を目的としたイメージも強かったが、同書では、少食により「頭が冴える」「集中力がアップする」。さらに、「加齢臭が消える」といった様々な効果についてもふれている。

 もちろん身体に支障をきたすほど無理をしては本末転倒だが、同書をきっかけに“できる男”になれるよう超少食生活を始めてみるのはいかがだろう。

文=カネコシュウヘイ

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