『サクラコード』『ルート3』新刊発売記念「みなぎ得一 大召喚原画展」&サイン会開催決定にファン歓喜!

マンガ

公開日:2016/3/14

サクラコード』2巻
ルート3』3巻

 神話や伝承などをもとに、妖怪や妖精、悪魔などが出現する異世界の物語を生み出す漫画家・みなぎ得一。同氏が手掛ける最新コミックス『サクラコード』2巻と、『ルート3』3巻が2016年3月25日(金)に同時発売されることを記念し、3月19日(土)より初となる原画展「みなぎ得一 大召喚原画展」の開催が決定した。同展の開催にファンからは「うぎゃー!! 絶対行く!」と歓喜の声が上がっている。

 1994年に『黒龍水使』でデビューした“みなぎ”の作品は、“大召喚”とよばれる世界規模の事件が発生した後の混沌とした架空世界がメインで描かれている。“大召喚”が初めて描かれたのは、2002年に刊行された『大復活祭』。同時期に連載が始まった『足洗邸の住人たち。』では、20年以上前に“大召喚”が引き起こされたという設定で、魔界や異界が出現した混沌とした日本が舞台になっている。

 同作は、自然や世界の秩序が乱れ、人類の3分の1以上が死滅した世界で、人間と異形のものたちが秘密結社“中央”によって統治されるという物語が展開される。設定は恐ろしいが、“中央”の1つである“足洗邸”というアパートの住人たちを中心に、痛快なドタバタコメディやバトルなどが描かれている。この世界観を引き継いで連載されているのが、『コミックガム』の『サクラコード』、『WEBコミック コミックダンガン』の『ルート3』の2作品だ。

advertisement

 『サクラコード』は、“大召喚”後に現れた魑魅魍魎が輸送物資を狙うため、「輸送鎮伏屋(ロードハンター)」として名を馳せる鹿葦津姫と石長姫を中心として描かれる『足洗邸の住人たち。』の外伝作品。そして『ルート3』では、“中央”にある異種族統合学校「万魔殿学園」中等部の学生たちの身の回りで次々に巻き起こる都市伝説が描かれている。作者コメントとして「使用上の注意:過度な期待などせず生温かい目で見守ること」と謙虚な発言をしているが、異世界の怪しい設定は今までのみなぎ作品ファンからも好評だ。

 そんな『サクラコード』2巻と『ルート3』3巻が同時発売されることを記念し、2016年3月19日(土)から3月27日(日)の期間、初の原画展となる「みなぎ得一 大召喚原画展」がブックマーク浅草橋にて開催されることとなった。イベントでは『いろは双紙』からはじまり、『ルート3』までの作品のイラストや原画、コミックスの未収録原稿など、合わせて約80点の展示がされるとあって、ファンからは「新刊発売だけでも楽しみなのに、原画展とか嬉しすぎる! 絶対行く!」「あの画風が好きすぎて真似したくらい。原画見たら鼻血出すかも」「『いろは双紙』のイラストとか原画見られたら昇天するわ」「もう大召喚が起こっても悔いありません!」と歓喜の声が多数上がった。

 また、会場ではグッズが販売されるほか、先行販売されるコミックスの購入者には、みなぎのサイン会に参加できる整理券が先着順で配布されるということもあり、「たとえ行列してもサインは頂きたい!」「みなぎ得一先生のご尊顔を拝む機会がめぐってきた」「浅草橋… 地方在住だけど頑張って行こうかな」と気合いの入った声も。中には「先生に会うんだから足洗邸全13巻の復習くらいしていかないとね」といった読者の鏡のような声も。

 独特の画風や魅力的なキャラクターが人気の、みなぎの約80点に及ぶ初の原画展開催にファンの興奮は並じゃない様子。今までみなぎ作品を読んだことのない人も、訪れてみればその怪しい異世界にはまり込むきっかけとなるかもしれない。

「みなぎ得一大召喚原画展」
開催期間:2016年3月19日(土)~3月27日(日) 10:00~18:00
入場料:無料
開催会場:ブックマーク浅草橋
住所:東京都台東区浅草橋1-21-6 宝山ビル1F
主催:ワニブックス
※サイン会は3月27日(日)のみ

■『ルート3』3巻
著:みなぎ得一
価格:702円(税込)
発売日:2016年3月25日(金)
出版社:ワニブックス

■『サクラコード』2巻
著:みなぎ得一
価格:702円(税込)
発売日:2016年3月25日(金)
出版社:ワニブックス