彼に「心から愛されている」女子が持っている3つのマインドとは?

恋愛・結婚

公開日:2016/6/3


『ジョン・グレイ博士の「愛される女」になれる本 男と女の「距離のとり方」がわかる心理法則』(秋元康:訳/三笠書房)

 女同士で集まると高確率で恋愛の話になる。学生の頃はキャッキャウフフと楽しく話せたけど、大人になった今では、生々しいトラブルがゴロゴロ出てきて本当に笑えない。彼氏が実は既婚者だった、浮気を疑ったら相手が親友だった、むしろ自分がセカンドだった……みたいな。一体どうして私たちの恋愛はこんなにもうまくいかないのか!?

 それを解き明かしてくれたのが、2001年に出版されベストセラーとなった『ベスト・パートナーになるために』の著者でアメリカの作家・ジョン・グレイ博士。博士いわく、「そもそも男は火星人で、女は金星人だった。……それほど男と女はものの考え方から話す言葉まで違っている」らしい。つまり、違う星で生まれた生き物なんだから、理解できないのが当たり前なんだよということ。言ってることはわかるけど、じゃあどうしたらいいのさ? というのを、さらに詳しく解説した本がコチラ。
ジョン・グレイ博士の「愛される女」になれる本 男と女の「距離のとり方」がわかる心理法則』(秋元康:訳/三笠書房)。

 今まで女性たちが理解できなかった“男性の気持ち”を、グレイ博士が実例をもとに解説。このとき男性が何を考えて、女性がどうすればいいのかということが細かく書かれている。恋愛に煮詰まっている女性が読めば、目から鱗が落ちるに違いないはず。本書の内容を少しだけご紹介しよう。

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かまってちゃんが、男を最も苦しめる

 女性が理解できない男性の行動の一つに「自分の世界に入りこむ」というものがある。多くの男性は、一人の時間を大切にする傾向があり、その間だけはパートナーのことが二の次になってしまう。ところが、その特性を理解できない女性が非常に多いとグレイ博士は言う。

女性は男が自分の世界に閉じこもっていても、「自分が悪いわけではない」ことを覚えておかなくてはならない。そして彼が「自分の世界」に逃避行している時には、彼をそっとしておいてあげることが大切なのだ

 彼氏や旦那がかまってくれないと嘆くのは、男性たちにとっては負担でしかない。パートナーが一人の時間を過ごしているとき、同じように一人で過ごすことのできる“精神的自立”が女性には必要なのだ。

デキる女が陥りがちなミス

 恋愛と同じように、仕事も全力で頑張っている女性は一見魅力的だが、実はとても危うい。というのも、才色兼備な女性に限って、「彼が好きなのは仕事ができる自分だ」と思い込んでいることが多い。

仕事での“有能さ”をふたりの関係にまで持ち込み、女性として大切な部分を忘れてしまいがちだ

 いつでも肩肘張って頑張る必要はない。有能な女性こそ時折、自分のなかの女性らしい部分を磨くことをグレイ博士は推奨している。

パートナーを許す意味とタイミング

 例えばパートナーが浮気をしたとする。即別れを選ぶ人もいるかと思うが、なんとか関係を再構築するカップルもいる。グレイ博士によると、その際の“許し方”も大事なのだ。

間違いをおかさない人はいない。そして、この間違いを許すのは「愛の力」だ。そして、許しがなければ、愛を育むことはできない

 実践するとなるとかなり難しいが、許すことで癒される傷もあるらしい。とはいえ、なんでもかんでも許せばいいということではない。もちろん相手が本当に謝り、誠実な態度を見せた場合に限る。

 ちなみに、巻末では本の監修である秋元康の解説も入っている。この部分も意外と面白いのでぜひ読んでみてほしい。男性の気持ちがわからないと憤る女性は、まずこの本を開くところから始めてみよう。恋愛上手になるヒントがたくさん詰まっている。

文=中村未来(清談社)