江戸時代を生きる少女のやわらかで切ない物語を描いた絵本『おせんとおこま』原画展開催!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/15

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 飯野和好の新境地! 江戸時代を生きる少女のやわらかで切ない物語を描いた絵本『おせんとおこま』の原画展が、2016年6月18日(土)から6月26日(日)にかけて開催される。

 江戸時代の旅の交通手段は徒歩のみ。歩き疲れた旅人にとって、山の中の茶店は大切な憩いの場所だった。荒くれ者から家族連れ、わけありの一人旅まで、いろいろな人が来ては去っていく。きっと、不思議な事件や出会いもあっただろう。

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 股旅姿の読み語り講演で全国を廻る飯野の最新刊は、中山道と北国街道の分かれるところ、信濃追分が舞台だ。茶店の「おせん」と、山に生きる「おこま」、ふたりの少女の物語の幕があがる―。

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 日本にかつてあった山の風景と、人々の営みを豊かに美しく描き出す原画をぜひ見に行ってみよう。

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■「おせんとおこま 飯野和好 絵本原画展」
会期:2016年6月18日(土)~6月26日(日)
※6月19日(日)14時~17時は飯野和好が在廊。
※6月20日(月)は休廊。
時間:13:00~18:00
場所:ブロンズ新社・青銅Room J
⇒詳しくはこちら

■『おせんとおこま
作:飯野和好
価格:1,512円(税込)
発売日:2016年5月18日(水)
出版社:ブロンズ新社

飯野和好(いいの・かずよし)
絵本作家。1947年、埼玉県秩父生まれ。『ねぎぼうずのあさたろう その1』で第49回小学館児童出版文化賞、『小さな山神スズナ姫』で第11回赤い鳥さしえ賞、『みずくみに』で第20回日本絵本賞を受賞。股旅姿の読み語り講演で各地を廻り人気を博している。

※掲載内容は変更になる場合があります。