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妻や夫となぜか分かり合えない…心屋流大事な人とのケンカ回避術とは?

『傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣』(心屋仁之助/朝日新聞出版)

 身近な人ほど仲良くするのは難しい、そう感じることはないだろうか。友人、職場の上司や部下、親や子、パートナー、妻、夫…。大切に思っているのに激しくぶつかり合 い、時に深く傷つけ合 うことすらある。そんな、大事な人と良い関係を築けない、「好きなのに、なぜかケンカが多い」をやめたい方におすすめなのが本書『傷つけあわない関係をつくるシンプルな習慣』(心屋仁之助/朝日新聞出版)だ。

 著者はケンカになる根本原因はただ1つ「なんでわかってくれないんだ」という思いであり、わかりあえない理由は「他人だから」。しかしコツを掴めば今よりずっと穏やかで優しいコミュニケーションが可能だと言う。具体的にはどうしたらいいのだろう。

言わなくてもわかる、をやめる

 たとえ親子、夫婦でも、相手の心は読めないもの。ネガティブな思いこみや決めつけをする前に、相手に意図を尋ねたり 自分の思いを率直に伝えたりしてみよう。「あ、今すれ違いがあったかも…」と思ったら断絶が深くなる前に話し合 うのが肝心だ。話してすぐに解決しない場合は、相手が悪いと腹を立てる前に「言い方が下手なのかな?」と自問してみる。適切な言葉が局面を変えることも多い。自分の本音が共感してもらえなくても、とりあえず理解してもらえれば良しとしよう。共感=愛情とは限らない、これも覚えておきたい。

話し合いは大事だが、言語化しにくいこともあると知っておく

 しかし一方で人は自分の本音を自覚できないことがあるし、また自覚していても言いづら いこともある。本書に「子どもがグズって学校に行かず手を焼いたが、お母さんが抱っこしたらすぐに支度をはじめた」というエピソードがあるが、この子は学校がイヤなのではなく、お母さんに甘えたいだけだった。だが本人はその本音を自覚していないし、言葉にもできない。これに似たことは大人にも起こる。時に本音は身も蓋もなく恥ずかしい場合もあり、なんでもかんでもさらけ出せばよいわけではない。これを知っておくだけで問題を俯瞰でき、自分にも相手にも優しく冷静な対処ができる。

マジックワード「まあ、よい」「経験していないだけ」を使う

 やりとりの中で怒りが湧いたら、あえて上から目線で「まあ、よい」といったん許す。あるいは、「この人が理解できないのは『経験していないから』それだけ」と終わらせる。心の中でこの言葉を使うと余裕が生まれ、とりあえず気が収まることも。問題だと思うことに「それが、何か?」と自問するのも良い。騒ぐほどのことではない、と思えてくる。

 他にもコミュニケーションの知恵が満載の本書。まずは1つずつでも試してみては? 自分も相手も未熟な人間、そんなもの同士が一緒にいる幸せに改めて気づけるかもしれない。

文=青柳寧子

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